障害者就労、環境問題など地域課題の解決に挑戦
障害者など、社会的弱者の立場にある人たちが、給料を得て自立した生活ができるようになるのを目指すのが、那須信子さんが設立した株式会社農環の役割。古紙回収から始めたリサイクル事業を、「エコ村」づくりにつなげるのが当面の目標です。
ニゴロブナを養殖し、昔ながらの「鮒ずし」を復活
琵琶湖の固有種ニゴロブナの鮒ずしを復活させたい一心で、素人でありながら養殖を始めた大島正子さん。農地で養殖池をつくる自然を模した養殖が成功し、地元企業に注目されて起業へと結びつきました。
ライフオーガナイザー資格制度を創設
高原真由美さんは、百貨店に17年間勤務し、週末起業から開始。片づけと整理収納のコンサルティングを行ない、整理や片づけが苦手な人をサポートする人材育成のため、ライフオーガナイザー資格制度を創設しました。
働くお母さんを支える病児ケアと家事代行
上田理恵子さんは、働く母として病児保育の必要性を実感。その経験から、「働くお母さんたちにやさしい社会をつくる」ために、訪問の病児ケアと家事代行を行う会社、株式会社マザーネットを設立しました。
自然・アレルギー対応食品などのネット販売
アトピーやアレルギーのある人の強い味方が、岡田由佳さん。 卵アレルギーのある子どもを持つ母だからこそわかる商品セレクトで、食品を中心に「モノ」と「情報」と「心」をネットショップで提供しています。
オーダーメイドサプリメントの販売・企画
陳列された棚から薬やサプリメントを選ぶ、ドラッグストアのセルフ販売に疑問を持った山田有希子さんは、管理薬剤師の経験を生かしてオーダーメイドサプリメントショップ「ナキュア」をオープン。大手企業には真似できないきめ細やかな対応が、着実に顧客を増やしています。
シックハウスを作らない設計事務所を目指す
お子さんのアレルギーと住宅の関係を調べ、また同じような問題で悩んでいる人の話を聞いていた山田慶子さんでしたが、今ある住宅では解決にならないと感じ、なければ自分でつくろうと決意、開業へと導かれました。
映画館の運営、イベント企画・プロデュース
京都を代表するアートシアターが14年を経て閉館。そこに勤めていた神谷雅子さんは、京都の映画文化の灯を絶やしたくないと、アートシアターとしては異例の3スクリーンある劇場「京都シネマ」を開業。大学と連携した新しいアプローチも始めています。
足と靴のカウンセリング・インソール製造販売
“足と靴”についてトータルに対応し、オーダーメイドのインソールを製造販売しているフットクリエイトの桜井寿美さん。自分の経験から必要と感じた事業ですが、夫との二人三脚があったからこその成功でした。
ハウスクリーニング事業のパイオニア
ハウスクリーニング(掃除サービス)、ハウスホールド(家事サービス)などのサービスなどを手がける「フラオ グルッペ」の社長に加え、生活評論家、エッセイスト、経済産業省、厚生労働省などの政府審議会委員、大学客員教授(起業論)など、さまざまな顔を持つ沖 幸子さん。いまや生活評論家として、テレビ、ラジオ、雑誌にも引っ張りだこで、この数年で20冊以上の著書も出版し、数々のベストセラーを生み出す八面六臂の活躍です。
工夫の巻きずしで町おこし
30歳から始めた生活研究、食品加工などの経験を活かし、町の施設「マイスター工房八千代」の運営を任されている藤原たか子さん。町の産物を活かした加工食品の研究・販売で、年間1億円を売り上げるまでになりました。
安心、快適なオーダーメイドウィッグサロン
オーダーウィッグの会社で働いていた明石春枝さん。ウィッグは高価で限られた人しか買うことが出来ないという常識を変えられないものか、適正な価格で質のよいウィッグを提供したいと考え独立を決意しました。
コミュニティFM放送局の運営
和歌山県の有田は県域のAMラジオも入らない情報過疎地域。そこに暮らす坂口さんは、阪神淡路大震災でコミュニティFMが人命救助に役立ったニュースを聞き、大地震が起きた時に津波が予想される我が町を「情報」で守りたいと開局に挑んだのでした。