たとえば、今、少人数のセッションをしていますが、個々人をリードしているなかで、なにか違ってきているのです。
意識しなくても、リードにそれが現れてくるんです。
リードの内容が変わるだけでなく、進行も早くなっている。
個々人は、それぞれ具体的な話をするんですが、、、
その具体的なことが、どういうところから来ているのか、、、ということについて、以前よりも早く把握できるようになりました。
また、以前はつかめなかったことがつかめるようにもなりました。
自分の対応自体も、どこかから降りてくるような、直感的な進め方をしているんですね。
一番顕著なのは、許容度が大きくなってきていると思える節々があることです。
自分に関しても、、、人に関しても、、、また環境に関しても、、
無意識にそういうふうにされている?
無意識の部分でつながってきているようです。
そういうふうに変わってきたのですね
そう。
うまく整理して話はできないんですが、無意識に表現しはじめているように思うんです。
きよみちゃんは、そばで見てて、どう思う?
・・・・・【註】きよみ(岨野聖美:そのきよみ)さんは、なみさんのお弟子さんであり、仕事のサポータでもあります。10年以上にわたって、なみさんの活動を支えている女性です。
以前とくらべると違いますね。
自分自身がわかっていない根っこの部分を、なみさんに理解してもらっているのを、すごく感じます。
そして、なんと言ったらいいのか、その部分を、あるべきところ導いてくれるというような安心感があります。
私自身の<コンテクスト>をしっかり見て、それを踏まえた上で、学びやアドバイスをくださる、、、
私のためだけのオーダーメイドの時間なんですが、同時に普遍的で本質的でもあると感じるのです。
そういうところが、以前よりも強力で即応的になった感じがします。
その<コンテクスト>というのは、どういう意味ですか?
<コンテクスト>というのは、自分の考え方や行動のもとになっているものです。
根底の部分です。
つまり、きよみさんにとって、なみさんが自分以上に、自分自身の根底となっている<コンテクスト>を理解してくれているということですね
そうです。
自分が何に束縛されているのかとか、無自覚に自分が使われていることとかを、的確に指摘していただけるんです。
<コンテクスト>というのは、無意識に自分が従っている法則のようなものね。
自分のエゴに形を与えているもの、、、
自分のエゴが存在できる土台となっているもの、、、
つまり、自分のエゴの鋳型のことね。
いろいろな側面があるのだけど、根っこのようなものについては、<デフォルトコンテクスト>と言ってます。
この<デフォルトコンテクスト>から離れて、ニューコンテクストにシフトすることをやろうとしている。
・・・・・ <コンテクスト> ⇒ 【註1】
無意識に自分を規定していた<デフォルトコンテクスト>から自由になるということですか?
身体をもって生きている限り、<デフォルトコンテクスト>から離れることはできないんです。
けれど、それを意識化できたら、認識できたら、許容できるようになる。
すると、自分が創作する、生きがいのある、ニューコンテクストにシフトできる。
ニューコンテクストというのは、よくわからないのですが、なみさんの考えでは、本来は個人が恣意的に創作するものではなくて、自ずと出てくるものではないのですか?
大久保さんの言われるとおり、エゴが勝手に扱えるものではないのですが、つくるという意志がないと出てこないんです。
なるほど、、、能動的にならないとだめなのですね
そう、、、能動的になると出てくる。
最終的には、個人レベルだけで創れるようなものではないけど、呼ばないと出てこない。
<叩けよ、さらば開かれん>ですね
それで、きよみさんも、なみさんの導きや話に対する理解が早くなった?
そうです、以前よりも、なみさんの話が理解しやすくなりました。
今までは、言っていることが難しくて理解できないというようなところが、たまにあったらしいけど、そういうのがなくなったようです。
ややこしい言葉を使わなくなった、、、
日常的な言葉の言い回しで話せるようになった、、、
もっと親切にものをいうようになった、、、
、、、といった点が、表面的な変化かしら、、、
全般的に努力なしで親切になっている。
私たちは、いろいろな<問い>で頭がいっぱいになっているけど、たいてい客体としての<問い>だから、<ニセの問い>なんですね。
それら<ニセの問い>の背後に、ニセの問いを生み出し続けている<真の問い>がある、、、
なみさんは、<ニセの問い>を<真の問い>に転換してくれるんではないですかね。
<ニセの問い>は複雑だけど、<真の問い>はシンプルなんでしょう。
そんな感じです。
話してくださる事例が自分にぴったり合うとか、答えが出てくるというよりも問題が無くなってしまうとか、そういうところに感じます。
それは、きよみさんだけでなく、他の生徒さんたちもそうなんですか?
そうだと思います。
特に最近眼を見張るのが、若い女性が、なみさんとワークすることで劇的に変わることです。
20代や30代の人たちですが、、、
その人たちは、なみさんのセッションをどうやって知るのですか?
広告などはなにもしていないですが、多く集まるんです。
たぶん、くちこみだと思います。
そういう若い人たちが、なみさんとのインタラクションで、本質的な変容が起こるんです。
また、なみさんに育てられたティーチャーたちが提供する<パナシア>というプログラムも、劇的な効果をもたらしています。
一番新しいプログラムが、<パナシア>という<癒しのエクササイズ>だと仰っていましたね。
それは、どういうものですか?
自分で自分を癒せる(治癒できる)というプログラムです。
カウンセラーなどにやってもらわなくてもいい、、、
癒しのエクササイズと呼んでいるが、ほんとは治癒のエクササイズ。
治癒とは言えないので、癒しと呼んでいますが、、、病気を治療するのではないし、、、
みんなの言う、音楽を聴いて癒されたというような意味合いの癒しではないんです。
ほんとに治癒され、良くなってしまう。
私が提供しているプログラムのなかでは、一番簡単明瞭なプログラムです。
具体的には、どんなふうにやるんですか?
資格を持ったティーチャーが、マンツーマンでやります。
1回2時間で2回、合計4時間。
まとめてやるのではなく、1週間に1回。
その際、ティーチャーは技術を教えるだけで、カウンセリングをやってはいけないんです。
受講者にシートを渡して、簡単なステップを教えて、それができているかどうかを確認するだけです。
それをやって、どういう効果があるんですか?
今まで気になっていたことが気にならなくなる、、、
どうしても手放せない過去のできごとを手放せるようになる、、、
たとえば、親との関係で邪魔になるものを手放すことができる、、、
身体そのものを直接治すのではない、、、
でも、からだにかかわる感情は癒すことができる、、、
その感情を癒すことができると、からだも変わってくるのね。
今まで自分が抵抗していたものを手放す、、、
というのは、病気でも何でも継続するのは、抵抗するからであって、抵抗を手放したら、あってもなくてもどうでもよくなる、
だから消えて無くなってしまうの。
癒したいことが、概念的でなく、体験的であればあるほど効果的です。
それから、場合によっては、まわりの状況が変わってくることもあるんです。
家族関係が知らないうちに変わってくる(問題がなくなってくる)とかね、、、
うっかりしていると見逃してしまうけど、、、
ただ、スピリチュアル世界の好きな人は、そうでないことまでそうだと信じこみそうになるから、みなさんには、あまり言わないようにはしている(笑)
やっているうちに、意識の回路がつながっていくのだと思います。
真の自分自身にふれるというか、、、
<パナシア>は、SQプログラムのひとつと言っていいのですか?
ちがいます。
それを意図してやっているのですが、まだ核心にふれたものではない、、、
SQプログラムを提供できるようになった時に、その下地になれるようなものです。
パナシアを提供しているティーチャーたちが、理解しているいないにかかわらず、意識下でおのずと畑が耕されているということなんです。
そういう基礎をつくっておきたかったのです。
そういうことは、誰にも言っていないんですが、、、
それも、<パナシア>の役割となる?
そうです、、、隠された役割です。
みなさん、自分自身のことを概念的に話すけど、、、自分自身がなにかを知らないで言っているんですね。
でも、<パナシア>で直接体験していると、自覚がないまま、畑を耕しはじめる、、、
癒される瞬間、何も無くなって真の自分が顔を出すのです。
<パナシア>で畑を耕すことが、SQにつながっていくわけですね。
【註1】 <コンテクスト>という言葉自体は、場とかフィールドとか、目に見えない具体的な存在の無い、空気のようなもの、、、ものではないけれど、、、コンテクストがアクションとして表現され、ひいてはコンテンツとして具象化するという流れです、、、すべて。(NAMI)
⇒ ⇒ <起業>と<スピリチュアル>のテーマで、大久保が語る、
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