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働き続けたいという要望に応えるネットオフィス

都道府県北海道 年代30代 業種人材
 株式会社ワイズスタッフ
[ 代表取締役 ]
田澤 由利 さん

結婚や出産で退職しても能力を生かせる仕事に戻りたい、そう思う女性のために、自らも同じ思いを経験した田澤由利さんが提案した形が在宅でできるネットオフィスだったのです。

起業したとき

仕事の経験
結婚
子ども
生かした していた いた

プロフィール

大学卒業後、シャープ(株)に入社、企画などに従事するが結婚後退職。周囲にも仕事をしたいがやむなく退職している女性たちが大勢いることを知る。在宅でも働けるネットオフィスを考え、1998年に「ワイズスタッフ」を設立。現在のスタッフ(ネットメンバー)は100名以上。3人の娘の母でもある。

起業年表

年齢 西暦 主な活動
22歳
1985年
大学卒業。シャープ(株)入社 
27歳 1989年 結婚 
29歳 1991年 シャープ(株)退社、フリーライターとして活動、 長女出産 
32歳 1994年 次女出産 
34歳 1997年 三女出産。夫の転勤で北海道北見市へ転居 
35歳 1998年 株式会社ワイズスタッフ設立 

起業ストーリー

女性たちの働き続けたいという願いから

男女雇用機会均等法が施行され、女性でも男性と同じように仕事をしようという時代が始まったころ、田澤由利さんは大学を卒業、大手電気会社に入社しました。そこで企画開発等を任され、仕事が軌道に乗ってきた矢先、結婚、夫の転勤、妊娠によって職場から離れざるを得なくなったのです。その後は、フリーライターとして、パソコン関連の記事を書き始めました。そして、出産や育児、介護などを理由に、仕事を続けたくても続けられない女性たちが自分以外にも大勢いることに気がつきます。そのような女性たちが働ける場はないものかと考え、そのころ普及してきたインターネットを使い、オフィスに行かなくても在宅で仕事のできるシステムを作ろうと思い立ちます。当時まだ目新しいネットを使ったビジネスです。会社という形式をとった方が信用度が上がると考え、1998年に「ワイズスタッフ」を設立しました。自分一人、パソコン一台からが始まりでした。ネットオフィスのメリットの一つとして、固定費が少なくてすむため、会社側のコストパフォーマンスが大きいという点があります。設備投資にお金がかからないためリスクも少なくてすむのです。現在のワイズスタッフは、100人以上の全国のスタッフたち(ネットメンバー)が、企業からのホームページ制作やネットリサーチなどの業務遂行に携わっています。

ネット上だからこそ大切な人間関係

スタッフとはネット上で打ち合わせ、会議を行います。顔をつきあわせて仕事することがない分、スタッフとのコミュニケーションは常にとりあい連帯感を持ちたいと田澤さんは感じています。また、コミュニケーションがとりづらいスタイルだからこそ、採用の際はより慎重に人物を見ます。最終面接は必ず田澤さんが行い、相手に仕事をしたい、続けたいという強い意志があるかどうか見極めるのです。
田澤さんはブログや日記をネット上に公開していますが、これは全国にいるスタッフが常に社長の動向を知ることができるようにという配慮も含まれています。同時に多忙な中にある自分を見失わないため、また、自分の足跡を家族にも残しておきたいという思いからでもあるのです。

さらに新しい雇用の形を提案したい

起業のきっかけは「女性のために」でしたが、いろいろな人との出会いを通して新しい視点を持つようになったという田澤さん。今は、高齢者や障害者、地方に住む人たちのためのネットオフィスを使った雇用を考えるようになりました。ネット上で、埋もれている地方の良い製品を販売したり、また、ネットオフィスなら、高齢者や障害者の働く場を提供できるのではとも期待しています。
最後に起業を考えている人に田澤さんから一言。「起業してから何をするか考えるのではなく、ニーズを察知すること、その仕事をどう展開していくのか、自分の中で形作ってから起業してほしいのです。起業は楽しいけど大変なこと。お金儲けのために起業したいという意識だけでは、長く続かないと思うのです。」

会社概要

会社(団体)名 株式会社ワイズスタッフ
URL http://www.ysstaff.co.jp/
設立 1998年10月1日
業務内容 ホームページ、メールマガジン、ネットリサーチ、ネットプロモーション、編集、執筆、開発、その他

(田澤 由利さんの場合)

起業のきっかけ、動機

結婚・出産・育児・介護などを理由に、会社を退職、勤務時代に培った経験や能力を生かしたいと思う女性が周囲にたくさんいました。自分も同様の経験をしたのでインターネットを使って、場所にも時間にも縛られない会社を作りたいと思いました。

起業までに準備したこと

自分の考えをホームページで公開することです。

起業時に一番苦労したこと

夫の転勤先である北見に住んでいましたが、今後の転勤のことを考え、実家の奈良に登記しました。
遠隔地からの会社登記に苦労しました。

だからうまく起業できた!…その一番の理由

同じ思いをしている人がたくさんいて、仲間となってくれたことです。

起業時の環境(友人や家族の協力他)

当時夫はサラリーマンで忙しく、協力はありませんでしたが、まったく反対はしませんでした。

最初のお客さんと営業方法

それまでの仕事(ライター)の中で、知り合った方へ営業しました。

起業の際の重要ポイント

時代のニーズを確実につかむこと。また、起業の前に事業展開のストーリーを自分の中できっちり作ることです。

役に立った情報源や相談先

インターネット。

開業資金

300万(資本金)のみ。パソコンなどは個人のものを使用しました。

活動拠点(事務所・店など)

起業当初は自宅です。その後は北見と奈良に事務所を構えました。あとはネット上(モバイルを含む)です。

起業時の管理体制の整備(税理士、弁護士、弁理士など)

特になし。

起業後の転機

起業1年半後に、夫が東京に転勤となり、迷った結果、活動拠点に北見を選びました。夫は単身で東京へ。10ヶ月後、家族と北見で暮らしたいと、夫が会社を辞めて北見へ戻りました。その後夫は私の会社で総務を担当することになりました。
2004年2月 北見で記録的大雪が降り、会社機能が3日ストップ。危機管理のために、その4月に奈良オフィスを設立しました。

起業して自分が成長したと感じたこと

世の中(ビジネス社会)のことがわかるようになりました。企業の中にいたら、その会社のことしかわからなかったと思います。
はじめは女性のためでしたが、今は高齢者、障害者、地方在住者など、より多くの人の役に立てるネットオフィスを確立したいと思うようになりました。

起業を志す人への一言アドバイス

会社を経営するのはとても大変なことですが、社会の仕組みが見えたりすることはとても楽しいことでもあります。はじめに目的ありきですが、目的に確実に近づくためには、起業は必要なステップだと思います。

気分転換のしかた

子どもと自然の中で遊ぶこと、北海道の自然や動物、人をデジカメで撮ることです。
仕事と休みの区別をきっちりつけるように心がけています。

その他伝えたいことなど

高齢者やニートと呼ばれる人、障害を持つ人も必要な教育をうければネット上で働くことができると思います。ただし、今は教育機関がないので、その部門を政府や大学が受け持って欲しいと考えて働きかけている最中です。


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