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子どもの金銭教育

都道府県福岡県 年代30代 業種教育
 マネーじゅくサポート株式会社 
[ 代表取締役 ]
陣内 恭子 さん

こづかいゲームを始め、オリジナルの金銭教育や指導者育成を展開している陣内恭子さん。はじめの開発は、ご自身の息子さんと数人の母子で始まりました。

起業したとき

仕事の経験
結婚
子ども
生かした していた いた

プロフィール

ファイナンシャルプランナーとして独立後、子どもの金銭教育の必要性を強く感じ、近所の母子と共に「母と子どものマネーじゅく」開始。その後、全国に展開。金銭教育指導者団体「マネーじゅく」を結成し、ワークショップや講演に各地を飛び回る生活となる。2006年「マネーじゅくサポート(株)」設立。今後はマネーじゅくメンバーのバックオフィスとして、指導のみならず商品・プログラム開発に力を注いでいく構想。

起業年表

年齢 西暦 主な活動
21歳
1980年
看護学校卒業後、国立がんセンター、東京女子医大に看護婦として勤務 
27歳 1986年 出産退職後専業主婦4年 
32歳 1990年 大手生保外務員として7年間勤務 
38歳 1997年 2月、日本FP協会AFP登録。6月末、保険会社を退職。7月、ファイナンシャルプランナーとしてフリーで活動開始 
39歳 1998年 日本FP協会CFP登録 
43歳 2002年 福岡市にて個人事務所「オフィスJ」設立。金銭教育活動開始 
44歳 2003年 『母と子どものマネーじゅく』出版。子どもの金銭教育活動の全国展開が始まる 
45歳 2004年 金銭教育指導者団体「マネーじゅく」結成 
47歳 2006年 マネーじゅくサポート(株)設立、代表就任。事務所を博多駅近くに移す 

起業ストーリー

家計診断の中で見えてきた金銭教育の必要性

陣内さんは、保険会社勤務中に資格を取得後、ファイナンシャルプランナーとして独立しました。お金と向き合う立場となり、読売新聞地方版で“家計診断”の連載をするようにもなりましたが、「子どもにお金の話をしなくては」という思いが次第に増してきたといいます。複雑な経済社会に不安を大きくしている家庭があまりにも多く、これから日本を担って行く子どもたちも例外ではなかったからです。
ちょうどその頃、新聞の連載の内容が変わり、「母と子のマネー塾」と題して1年間毎週連載を書けることになりました。小学校入学時期だった次男も巻き込んで「子どもと一緒にお金のことを考えていけば、いつも子どもを見ていることができるし、自分の勉強にもなる」一石二鳥と考えた陣内さん。また、お母さん仲間も賛同・協力してくれることになり、その子どもたちも含め、お金のことを共に学び合う「母と子どものマネーじゅく」が誕生したのです。
主な活動は、月に1回程度の集まり、オリジナル「こづかいゲーム」の制作、福岡市のイベントや学校の授業への参加など。そしてそれらの様子を新聞の連載記事の中でも報告していたこともあり、すぐにマスコミから注目されました。NHKの生放送でも取り上げられ、それを観た出版社から提案がきて出版…というように、スピーディーでよいスタートを切ったともいえます。

全国展開、指導者育成を経て

幸先のよいスタートを切ったマネーじゅくは、ファイナンシャルプランナーの全国大会で呼びかけたことで、全国展開となりました。2004年には、金銭教育指導者団体「マネーじゅく」を結成、ワークショップの運営の仕方、オリジナルゲームの貸与など、指導者育成を開始。しかしこの後、谷の時期が訪れました。子どもの金銭教育ができるようになりたいという思いは同じでも、アイディアや方法だけ身に付けてさっさと離れて行く人や同じようなツールを真似て作って始める人もいて、ビジネスとしては成立しにくかったのです。子ども達とその家庭のことを考えながらいつもオリジナルなものを創り出してきた陣内さんが悩んだ時期でした。
そんな陣内さんが谷から抜け出す時期が巡ってきました。2005年秋に開催されたサンケイリビング“女性起業家支援プロジェクト”の為に事業計画とプレゼン資料を作りながら彼女の中ではっきりしてきたのは、「マネーじゅくに残ってがんばっている人達のバックオフィスになろう」「子どもの金銭教育をきちっとしますというのを対外的にも見せていこう」ということでした。

クリエイティヴなバックオフィスを目指して

進むべき道が見えてきた陣内さんは、事業計画書に沿って「マネーじゅくサポート株式会社」を設立、事務所も博多駅近くに移し、一段階ステップアップ。計画変更した部分は、人数を増やすよりも商品・プログラム開発を主にして質に重きをおく方向へ転換した点だけだったそうです。
現在、マネーじゅくのメンバーに対して「全国の子どもたちにお金の教育の場を作るために、あなた達を応援する」と伝えているといいます。常に人のやらないこと、ないものを創りだしてきた陣内さんにぴったりなスタンスを見つけたのです。
「動いている中で、自分はチャレンジャーでありクリエイターだとわかってきました」と陣内さん。これから起業を考えている人達に向けて「情熱とチャレンジ精神が大事です」とメッセージをくださいました。

会社概要

会社(団体)名 マネーじゅくサポート株式会社 
URL http://www.moneyjuku.jp
創業 1997年7月1日
設立 2006年
業務内容 金銭教育、金融経済教育、投資教育、キャリア教育のプログラム開発及び販売、金融教育指導者のための起業支援コンサルティング

(陣内 恭子さんの場合)

起業のきっかけ、動機

保険会社の営業活動にプラスになればいいと思い週末を利用して養成講座に通い取得した資格がファイナンシャルプランナーでした。この講座の受講中、買い手の気持ちで仕事ができるすばらしさ、将来性を感じ、気持ちだけで退職、創業しました。

起業までに準備したこと

自己投資として販売心理学などいくつかの勉強を続けるうちに、会社の方針に従った商品を売らなくては評価されない保険会社で収入を得ることは私の生き方ではないと考えるようになり、特に、ファイナンシャルプランナーの資格取得の時期は、自分の生き方を考えるよい機会にもなりました。
準備できたものとしては「志」。準備できていなかったことが「事業者の視点」などたくさん。

起業時に一番苦労したこと

一人で事業をするということはすべてを自分でやらなくてはいけないということに創業してから気付き、指導を受ける場所も相談する場所もどこにあるのかがわからなかったので、とにかく勉強会と聞けば参加し、なんでも吸収しようと動き回りました。
パソコンも使えない状態でしたので、上手な人に聞きながら仕事で使えるレベルになりました。
ほか、長男が小学生、二男が2歳の子育て中でしたから、夫の手助けを得られないときの自宅外での仕事時の保育が問題でした。幸いにも、365日、不定期でも子どもを早朝から遅くまで預けることのできる保育園が見つかったので仕事を続けることができました。それでも、仕事と家事と子育てのバランスをとった時間調整は難しく、お金よりも時間のやりくりで苦労していました。

だからうまく起業できた!…その一番の理由

子どもの頃から「女もひとりで生きていけるだけの稼ぎはあるように」と親から言われ育っていたので、やるからには「仕事にする」という心構えはできていました。社会のためになる生き方をしていれば、後からお金はついてくると信じていたし、今でもそう信じていることが強みでしょう。
人の真似をしない動き、世の中の半歩先を行く活動を心がけ、少なくとも自分の仕事をするエリアでは誰もやっていないことにチャレンジし、誰かと競うようなことはしなかったのもよかったといえることでしょう。
実績で説明しなければ何をやる仕事なのか理解してはもらえなかったので、とにかく実績を作ることを考えました。

起業時の環境(友人や家族の協力他)

家族には、保険会社の退職時に、自宅を事務所にし家庭で普通に主婦業がこなせる仕事と説明し、不安がらせないように、喜んでもらえるように説明しました。
夫は忙しい仕事なので特に協力を得る努力はせず、自分の時間をやりくりして仕事をしながら家事をする「ながら家事」で乗り越えました。

最初のお客さんと営業方法

最初の大きな仕事は、ファイナンシャルプランナー資格講座のライブ新規講座開講で、オリジナルカリキュラム作成、全講師のマネジメント、メイン講師を担当しました。福岡でも地元に力のある講師がいます、と福岡の責任者への売込みが成功した事例です。

起業の際の重要ポイント

収入がなくとも3年は大丈夫という自信がありました。ファイナンシャルプランナーとして自分の生活設計をキャッシュフロー表で作ってみていたのがよかったのでしょう。ただ、個人事業は収入が確定していないのでキャッシュフローでの生活設計の有効性は疑わしい部分もあります。収入がなくともどのくらい持つかという視点では有効なので、起業時にはぜひ作って欲しいと思います。

役に立った情報源や相談先

情報収集、ネットワーク構築のほとんどがインターネットでできる範囲でした。福岡でのみ活動している時点では、お互いに活躍を喜びあえる同業の女性仲間の存在は大きく励みになりました。
全国展開するようになると福岡より東京の動きが数年進んでいるので常に関心を持って見ていて、参考にしました。地方にいると自分の力を評価する方法がなく、東京に本社、本部のある企業や団体との付き合いで、自分の力量を判断する機会を積極的に作り通用するレベルを計っていきました。
自分より先を行く方たちからもらう刺激や、意識レベルが高く、力を持つ方たちとの話をたくさんインターネット上で文字で見ることが私の力になっていったような気がします。

開業資金

起業時、開業資金は自分名義で500万円ほど。自宅を事務所にしたので、自己研鑽に惜しまず使えました。法人化に当たっては、多くの初期投資が必要ではない講師業の感覚で資本金は100万円にしてしまいましたが、別途500万円ほど自己資金を投入し、販売商品を作りこれから販売していきます。

活動拠点(事務所・店など)

拠点は2つあり、1つが自宅。ほとんどの資料作成、マネーじゅくメンバーへの情報伝達、電話でのフォロー、執筆、サイト管理、商品開発などでPCを使った作業を行います。博多駅の近くに借りた事務所は、週に1〜2回、スタッフと雑用をし、取材等の面談のために活用。

起業時の管理体制の整備(税理士、弁護士、弁理士など)

SOHOで起業した際には、執筆原稿に間違いがないことを確認するために、司法書士、税理士には顧問契約をこちらからお願いして有料でサポートをしてもらっていました。商標登録などは、知り合いに紹介された兵庫県の弁理士に依頼をしました。

起業後の転機

2002年3月に事務所を借りたこと。人を雇う、勉強会開催、取材を受ける、個別相談を受ける、子どもたちとの団体活動の拠点にするなど一気に積極的な活動に変わりました。それらのうち、子どもの金銭教育活動が、現在の仕事の大きな柱に育ちました。
もう1つの大きな転機は、法人化してサポート側に回ろうと決心したことです。

起業して自分が成長したと感じたこと

FPとしていろんなお客さまの家計を見せてもらうことで、幸せ感が変わりました。確かにお金はいろんな問題を解決してくれるけれど、稼ぎの多さや資産の量で幸せかどうかが決まっているわけではないのがよくわかりました。お客様に教えられて自分がどういう生き方をしたいかがはっきりと見えてきたことが一番の成長です。

起業を志す人への一言アドバイス

子どもたちとの実践活動をしていると、人間は楽しければ自分で伸びていくものであることがよく見えます。楽しい環境づくりは自分の力でするもので、少しの勇気を出してチャレンジする人でいて欲しいです。夢や目指すものが先にあるのではなく、動いている中からこれが天職と思えるものが心の中から湧き出てくるのではないかと思います。それが見つかったら悩みも迷いもなくなり、突っ走ればいいだけになるので、いろんなことをやってみるといいのではないでしょうか。

気分転換のしかた

大人向け・子ども向けの仕事はそれぞれ気持ちを切り替えないとできないので、必要に迫られてスイッチの切り替えをしていて、これが気分転換になっていると思うことがよくあります。
自宅でパソコンでの作業に疲れたときには家事で気分転換し、出張先では、時間の許す範囲でいろんな所に寄り道をしてその地域を歩きます。その地域の方とおしゃべりしたりするのも楽しみです。

その他伝えたいことなど

一人での起業は孤独だと感じることが多かったです。常に自分に責任がとれる範囲かどうかを問いかけ資金を動かし、人を集めてきました。だれにも相談はできないこともあるし、強さが必要だと思います。
同業者の起業のご相談を受けることも多くありますが、やりたいことを1本に絞れている人のほうが安心して応援ができます。人が応援したいと見てくれているということも忘れず、自分を信じて世の中にお役に立てる生き方を貫けることができたら、幸せも収入も後から追っかけてくるように思います。
決して一人で事業を起こすというのは甘い世界ではありませんでしたが、同じ志の仲間と出会えたことが私の財産になっています。
一生をどう生きていくかが決まったので、肩の力もだいぶ抜けて、あとは、お役に立つ商品作りで楽しくビジネスモデル作りに挑戦していきたいと思っています。


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