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起業レッスン115 : みずからをイノベートする

起業レッスン115 : みずからをイノベートする
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前回は、<変化への適合>について話しました。


1.戦後の日本社会は、<会社>と<社員>との関係で、<社会の成り立ち>と<個人の在りかた>を決めていた。

2.日本人は、それに<過剰なほどの完璧な適合>を示していた、、、そこに個々人の心理的な安定も見出していた。

3.戦後の経済的成功の要因のひとつが、この<過剰なほどの完璧な適合>に負っていた。

4.しかし、経済的成功をもたらした<過剰なほどの完璧な適合>が、やがて足かせになってくる。

5.グローバルな競争のなかで、<会社>は、共同体的な在りかたから経済機能的な在りかたにシフトせざるおえなくなる、、、終身雇用や年功序列などの制度が見直される、、、人材のコモディティ化に向かう、、、

6.<会社>も<社員>も、従来のやりかたや考えかたを方向転換することを迫られる、、、

7.みずから変化しなければならないが、成功者にはそれが難しい、、、戦後の経済的成功は、<会社>も<社員>もどちらも硬直的なものにしてしまった、、、

8.1990年代、グローバルな変化が激しくなり、この変化に対応できなければ生き残れない時代となる、、、対応の難しい国のひとつが<日本>だと、ドラッカー博士は指摘した。

9.奇跡的な成功を収めたがゆえに、変化への適合の難易度が高くなっている、、、だが、日本は過去に、明治維新と敗戦復興というふたつの変化をやりとげた、、、今こそ、3番目の変化に目覚める時だ、、、というメッセージを、博士は送りつづけた。


みずから変化していかない限り、生き残っていくことができない、、、というドラッカー博士の警告は、、、21世紀に入って、2005年あたりから、誰の眼にも明らかになってきました。

博士は、2005年11月に逝去しましたが、同年7月日本からの取材に対して、日本人への最後のアドバイスを語りました。

それは、一言で言うと、、、<みずからをイノベートしなさい>、、、


今、会社も個人も、<みずからをイノベートする>という課題に苦しんでいるのです。

みずからをイノベートするためには、まず、イノベーションの必要性を感得しなければならない、、、

イノベーションの必要性を感得する、、、どれだけ切迫感を感じているか、、、そこに不安を見ているか、それともチャンスを見ているか、、、会社にも個人にもその温度差があるのですね、、、

大きな船のなかにいるほど、波の揺れを感じられない、、、公務員、大企業、大学、etc.,

将来への不安を感じる人は、大きな船に乗りたがるでしょう、、、しかし、安定が保証されているわけではない、、、かえって、リスクのほうが大きくなる、、、

なぜなら、波や風への感受性が失われてしまうからです、、、よく言われる<ゆでがえる>症候群ですね、、、

会社の寿命は短くなっており、<30年寿命説>というのが広まっています。

個人の側から見ると、実際は<数年>単位での所属(関わりかた)になるでしょう。

仕事人生は、いまや<50年>と言われています、、、20歳過ぎから働き始めて、75歳ごろまで(定年も延びるでしょう)、、、

したがって、ひとつの会社にキャリアのすべてを捧げる、ということは稀(まれ)なことになる、、、誰もが、キャリア人生のなかで、複数の会社に関わることになる、、、

忠誠を誓うのは、特定の組織ではなく、、、もっと別のなにかであり、、、固定的なものでなく、流動的なものであり、、、つねに<わたし>にイノベーションをうながすものになるはずです。



(続く)




大久保忠男



** 以上は、2016年6月16日配信<起業レッスン>の再掲です *

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