起業レッスン081 : ミニ起業家の7つ道具(24) 精神性8 - マインドフルネス瞑想6 - 食べる瞑想
起業レッスン081 : ミニ起業家の7つ道具(24) 精神性8 - マインドフルネス瞑想6 - 食べる瞑想
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前回は、<マインドフルネス瞑想5ーボディスキャン>について話しました。
1.ボディスキャンのエクササイズを実践する。(実践手順については、前回の起業レッスン080を参照)
2.ボディスキャンを日々継続していると、それまで感じなかった感覚を感じ取れるようになってくる。
3.身体で硬くこわばった箇所には、抑圧されたものが隠されている。
4.ボディスキャンによって、そのこわばりが解け、やわらかくなり、感覚を表現するのを許すようになる。
5.ボディスキャンには、身体の生命の流れをブロックしている、過去のトラウマを解消する働きもある。
6.ブロックを外すことで、生命本来の流れが回復し、身体にもともと備わっている自然治癒力がより力強く働くようになる。
7.うまくできないと感じる時でも、うまくやろうと思わないで、うまくできない感じとともにあるようにする。
8.大切なことは、うまくやることでも成果をあげることでもなく、今感じている感覚とともにあるということ。
9.期待しないこと、判断しないこと、ただ単に気づいていること、、、に留意する。
今回は、<食べる瞑想>を取りあげます。
まず、食用レーズンを3粒用意します。
最初に、079で紹介した<呼吸瞑想法>を行います。
呼吸瞑想で、自分の場所が瞑想空間に感じられるようになったら、<食べる瞑想>に入ります。
目の前のレーズンを一粒つまみ、それを観察します。
指につまんだその物体を、はじめて見るように注意を向けます。
聴覚以外の五感をフルに働かせます。
視覚を働かせます、、、その輪郭、色、表面の状態、、、
触覚を働かせます、、、指でつまんだ感触、固さ柔らかさ、弾力、重さ軽さ、、、
臭覚を働かせます、、、鼻に近づけて、、、香りの色合いと強弱、、、
最後に味覚を働かせます、、、唾液が出てくるのを意識する、、、舌にレーズンを乗せる、、、ゆっくりと噛む、、、感触と果汁を味わう、、、十分に噛んだら飲み込む、、、飲み込む時の舌と喉の動きに注意する、、、食道を通って胃に入っていくのを感じる、、、
食べ終えたら、余韻を味わいながら、ゆっくりと、次の一粒に向かいます。
こんなふうにして、3粒のレーズンを使って、3度の<食べる瞑想>を行います。
まだ一粒を食べ終わらないうちに、いつのまにか次の一粒に手を伸ばしている自分に気づいて、日常の自分のパターンを振り返ることもあるでしょう。
この<食べる瞑想>を時々実践すると、本来の食事時にも同様の意識が働き、食べ方に注意が向きます。
そうすると、無意識の<ながら食事>や<過食>や<早食い>にブレーキがかかるでしょう。
今までは、社員の過重労働に無知なまま仕事を増やしていた経営者のように、内臓のことなどおかまいなく食べ物を口に放り込んでいましたが、そういうことができなくなります。
この<食べる瞑想>は、食べることだけでなく、その他の日常のいろいろな動きにも影響を及ぼしていきます。
(続く)
大久保忠男
** 以上は、2015年9月10日配信<起業レッスン>の再掲です *
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