起業レッスン078 : ミニ起業家の7つ道具(21) 精神性5 - マインドフルネス瞑想3 - なにもしないこと
起業レッスン078 : ミニ起業家の7つ道具(21) 精神性5 - マインドフルネス瞑想3 - なにもしないこと
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前回は、<精神性 − マインドフル瞑想2>として、実践的なポイントについて話しました。
1.マインドフルネスとは、<今>への気づきのこと。
2.私たちは、<今>に注意を払うことなく、いつも未来を期待し、過去を悔やみ、解釈し、損得計算をする。
3.<今>というのは、そうしたものへの注意によって、何重にも隠れてしまっている。
4.この注意をシフトして、呼吸の今に注意する。
5.静かに座って、呼吸以外のすべてから注意をそらす。
6.いろいろな想いが沸き起こっても、それにとらわれないで、単にその状態に気づいているようにする。
7.流れゆく雲のように、起こるがままにまかせ、通過させる。
私たちは、朝、目覚まし時計とともに起きるやいなや、なにかに急かされるようにして、その日一日がはじまります。
今すぐしなければならないこと、、、顔を洗って、歯を磨いて、朝ごはんを食べて、服を着て、ハンカチと財布に定期入れと忘れ物がないように気を配り、、、などの朝支度しながら、、、頭の中には、昨日の仕事の失敗がよみがえる、、、今日は汚名挽回しなければ、、、会社に着いたら、すぐにお詫びの電話を入れよう、、、午前の会議では例の件の進捗状況を伝えることにして、、、etc,
(子育て中のママも、具体的な内容は違えど、同様のパターンで一日がはじまるでしょう。)
目の前に人参をぶら下げられた馬のように、注意を奪われ翻弄されて、一日が終わります。
思考も行動も感情も、<無自覚にリアクション>を繰りかえしているのですね。
<無自覚にリアクション>を繰りかえしていると、囚われ人(とらわれびと)になってしまいます。
ですから、<無自覚なリアクション>を切断しましょう、、、そして、囚われ人から自由になりましょう。
そのためには、<なにもしない>ことです。
私たちは、つねになにかをしています、、、そう見えないときでも頭の中では絶えずなにかをしている(考えている)のです。
私たちの社会は、生産性と効率性を至上の価値としてきました。
ですから、成果を生み出すこと、行動すること、、、に価値を認めるのです、、、なにかをしていれば、それがなんであれ、安心するのです、、、自分にはすることがある、役割がある、なにかの役に立っている、、、と
反対に、<なにもしない>ことは、自分にも家族にも世間にもネガティブな響きで受け取られる、、、自分がなにもしていないと思うと、罪悪感すら感じることがある、、、
これを転換すること、、、<なにもしない>ことを学ぶこと、、、マインドフルネス瞑想のもうひとつのポイントです。
(続く)
大久保忠男
** 以上は、2015年8月20日配信<起業レッスン>の再掲です *
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