起業レッスン066 : ミニ起業家の7つ道具(9) セルフイノベーション
起業レッスン066 : ミニ起業家の7つ道具(9) セルフイノベーション
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前回は、<ミニ起業家の7つ道具:コミュニティ−3>で、これからミニ起業家として自立したい会社員や主婦のための初歩的なコミュニティづくりのイロハを話しました。
1.これから起業する人は、起業前から、コミュニティづくりを意識した活動をするのが良いこと。
2.会社勤めをしていても、専業主婦でも、コミュニティづくりができること。
3.当初は、ビジネス色が強いコミュニティではなく、勉強会(研究会)や読書会といったコミュニティがやりやすいこと。
4.今は、ソーシャルメディアや公共インフラが整っているので、以前よりもやり易くなったこと。
5.まず、自分が興味があり、将来的にビジネスに発展しそうなテーマを選ぶこと。
6.テーマの趣旨や方向性や目的を明確にすることで、参加者像も明らかになること。
7.最初は参加者が少なくてもよいので、身近なところからひとりでもふたりでも賛同してくれるひとをさがすこと。
8.コミュニティの主宰者となることで、ビジネスプロデュースに通じる活動を担い、ビジネスの基本となる考え方や動き方や注意の向け方などのトレーニングを体験できること。
さまざまなコミュニティが全国で広がっています。
誰もが、抵抗感無く気軽に、興味の持てそうなコミュニティに参加するようになりました。
新たなコミュニティをはじめる人にとっては、いい時代です。
さて、これまでに、<ミニ起業家の7つ道具>について、(1)思い (2)専門性 (3)自分のチーム (4)自分の市場 (5)コミュニティ、、、と話してきました。
今回からは、ミニ起業家の7つ道具の6番目である<セルフイノベーション>を取り上げます。
企業にとって、マネジメントとイノベーションが、成長に欠かせない両輪です。
企業マネジメントと企業イノベーション、どちらも、PFドラッカーが体系的基盤を構築しました。
そして、企業と同様、個人にもマネジメントとイノベーションが必要である、、、と早くから提唱していたのが、やはりドラッカーさんでした。
昔は、組織が個人をマネジメントし、かつ組織が個人にマネジメントを教えていました。
組織は、そこに働く個人よりも長命であり、働く個人は、その組織に固定されていたからです。
しかし、今は、働く個人のキャリアは組織よりも長命となり、個人は組織に固定されていません。
働く個人のためのマネジメントもイノベーションも、組織が提供するものではなく、個人がみずから担うものとなったのです。
つまり、セルフマネジメントであり、セルフイノベーションです。
→ ここでは、セルフマネジメントの意味も含めて、統一して<セルフイノベーション>と呼ぶことにします。
知識労働者(テクノロジスト)にとって、またミニ起業家にとって、セルフイノベーションは欠かせない要素です。
自己を革新し、マネジメントし、成長させる、、、
ドラッカーさんのセルフイノベーションについてのアドバイスにそって、、、
セルフイノベーションを自覚的に実践するためのポイント(勘どころ)とノウハウをみていきましょう。
大久保忠男
** 以上は、2015年5月21日配信<起業レッスン>の再掲です *
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