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起業レッスン065  : ミニ起業家の7つ道具(8) コミュニティ-3

起業レッスン065  : ミニ起業家の7つ道具(8) コミュニティ-3
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前回は、<ミニ起業家の7つ道具:コミュニティ−2>で、ミニ起業家物語の佐藤真美さんがコミュニティをどのようにつくったかを話しました。


1.真美さんは、オーガニックコットンという<専門性>をつねにブラッシュアップするためのコミュニティとして、日本オーガニックコットン流通機構のメンバーになりました。

2.ビジネスのための最も重要なコミュニティとして、信頼できる<自分のチーム>をつくりました。

3.<自分の市場>の基盤となる<オーガニックママの会>というユーザーコミュニティをつくりました。

4.自分の傘下の講師ネットワークを支援するするコミュニティとして、<日本オーガニックライフ協会>をつくりました。

5.テーマ型異業種コミュニティである<アトピー研究会>をつくりました。


このように、真美さんの場合は、起業してから、ビジネスのいろいろな場面に遭遇しながら、自然なかたちでコミュニティをつくっていきました。

しかし、これから起業する人は、起業前から、コミュニティづくりを意識した活動をするのがいいでしょう。

そうすると、起業の際には、そのコミュニティが活動を助けてくれます。


、、、とは言っても、ビジネス色が強いコミュニティではなく、当初は、勉強会(研究会)や読書会といったコミュニティがやりやすいですね。


もしかして、『わたしは会社勤めだから、、、主婦だから、、、コミュニティづくりなど無理!』なんて思ってませんか?

私(大久保)が20代の会社員だったころ(もう40年前ですが)、会社終業後の夜の時間帯に4つの勉強会(研究会)を主宰していました。

ドラッカー研究会、ベンチャービジネス研究会、ライフワーク研究会、日米関係研究会、、、の4つです。

会社の仕事が終わった後、近隣の会議室を借りて、異業種の会社員や自由業から毎回30名前後が定期的に集まっていました。

その後、私が会社員を辞めて独立起業できたのは、このコミュニティが支えになったからです。


自宅で子育てや主婦業に専念している女性も、勉強会や読書会を開催できますよ、、、

今はソーシャルメディアや公共インフラ(会議室など)が整っているので、以前よりもやさしいでしょう。

最初は参加者が少なくても良いので、すこしづつ段階的に新しい顔ぶれを増やしていきます。


勉強会や読書会をはじめる場合の簡単な手順を話しましょう。


1.まず、テーマを決めます。テーマは、自分が興味のあるものを選びます。将来ビジネスにしたいものをテーマにしてもいいですね。たとえば、自然食に関心があり、マクロビオテクを勉強したいと思っているなら、<自然食とマクロビオテク>をテーマにします。

2.次に、そのテーマの内容や方向性を決めます。本や資料を持ち寄って研究するのか、、、それとも、<自然食とマクロビオテク>の食材を持ち寄って、実際に料理をつくって、みんなで食するのか、、、または、そうしたレストランで食事会をするのか、、、等々。

3.テーマによっては、趣旨や目的を明記しておくのもいいですね。

4.テーマの内容や方向性、趣旨、目的などを決めると、どういう人たちに参加してほしいのか、、、が自ずと明確になってきます。

5.それから、そのような人たちをどのように集めるのか、、、を考えます。最初は、身近なところからひとりでもふたりでも賛同してくれるひとをさがしましょう。

6.具体的なことを決めます、、、開催頻度は月に何回でいつごろに、、、会場はどこにするのか、、、会費はいくらか、、、

7.活動記録をどのような形で残すかを考えておきましょう、、、レポートを作成する、、、ビデオ撮影する、、、録音する、、、など。


こうした作業をこなすことで、ビジネスの基本となる考え方や動き方や注意の向け方などのトレーニングになります。

企画を作成したり、ツールや演出を準備したり、情報発信の経路を探索したり、参加者に気配りしたり、、、どのような会であれ、幹事役や主宰者を担うことは、ビジネスプロデュースに通じる活動なのです。

つまり、勉強会で一番勉強になるのは、主宰者になることです。

また、コミュニティの主宰者の立場にいると、信頼できる友人、能力のある友人、協力的な友人などがよくわかるようになります。

ちょっとした相談や協力依頼が、結果的に相手のスタンスや人柄などを際立たせますから。


今、全国各地でさまざまな勉強会や読書会が広がっています。

コミュニティづくりが盛んになっているのですね。

しかし、それらの大半は、ビジネス目的ではなく、なにかを共有できる<友>としてのコミュニティを基本にしているので、その点を忘れずに!



大久保忠男



** 以上は、2015年5月14日配信<起業レッスン>の再掲です *

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