起業レッスン061 : ミニ起業家の7つ道具(4) 自分のチーム
起業レッスン061 : ミニ起業家の7つ道具(4) 自分のチーム
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前回は、<専門性2>を話しました。
1.自分の棚卸しをすることで、強みとなる専門性を発見する、、、
2.専門性は、放っておくとすぐに陳腐化してしまうので、絶えず、その価値を維持し高める工夫と努力が要る、、、
3.選んだ専門分野のスキルや見識を深く掘り下げるとともに、関連分野へ広げることで、専門性をブラッシュアップする、、、
4.そのための仕組みや環境を、自分で工夫し作りあげていく、、、
、、、など。
今日は、<ミニ起業家の7つ道具>の<1.思い><2.専門性>に続いて、<3.チーム>について話します。
<1.思い>では、自分を奥底から突き上げてくる、最も深い<思い>をつかむのが大切なことだと言いました。
そして、この思いを十全に表現する場所が、自分が選ぶ専門領域であり、その場所で<2.専門性>を身につけることを話しました。
その専門性が、自分の得意領域であり、最初の強みとなります。
同時に、それ以外の自分の強みでない領域が明らかになります。
自分の強みでない領域についての仕事は、できるだけ他の人にまかせなければならない、、、
しかし、ミニ起業家は、基本的にはワンマンカンパニーです。
そうした仕事を担う社員はいない、、、
だから、チームが必要になります。
他の者が主宰するプロジェクトに一員として参画する場合は、自分の専門分野の仕事を担うだけでよい、、、
一方、自分がプロジェクトを推進する場合は、チームを編成しなければならない、、、
でなければ、自分のオリジナル・ビジネスをてがけることができないし、顧客企業からのプロジェクト依頼にも応えることができない、、、
ですから、<自分のチーム>をつくることが、3番目に重要なポイントです。
それぞれが各分野での能力を有し、相互に信頼しあえる<チーム>を持つことができれば、それは大きな財産となります。
では、チーム編成には、どういうスキルを持つ人が必要か?
一般的には、、、
IT関係では、web制作運用者やソーシャルメディア専門家、、、
媒体政策では、編集者やライター、デザイナー/イラストレーター、、、
その他、企画、営業、マーケッター、事務管理、etc.,
この内、企画・営業・マーケティング・管理については、自分が兼務することが多いでしょう。
プロジェクトの対象分野によっては、その道の専門家が必要になります。
その他、税理士、弁護士などの士業も日常欠かせない、、、
佐藤真美さんのミニ起業家物語では、web制作専門の野中さんが、最初のチームメンバーになった話をしました。
→ http://www.watashi-kigyou.com/mm_bkcknumber_v020.php
また、学生時代の級友であった一人が、公務員の仕事の合間に、趣味のカメラを生かして協力してくれる事例もありました。
→ http://www.watashi-kigyou.com/mm_bkcknumber_v022.php
チームは即席でつくることはできない、、、
時間がかかります。
協同作業を試みながら、信頼関係を醸成していくからです。
自分のプロジェクトの遂行に責任を持つことはもちろんですが、逆に相手のプロジェクトへの協力を依頼された時は、それにできるだけ応える、、、
そういう営みを通じて、自分自身にとってのコアなチームをつくっていきます。
そして、このコアなチームを永続させながら、プロジェクトごとに必要な新たなメンバーを組み入れていくのです。
自分が関わるさまざまな場所で、チームメイトに出会う機会がもたらされるよう、こころがけるようにすると、出会うべくして出会ったと思える人が現れます。
その出会いをワクワクして期待しましょう。
大久保忠男
** 以上は、2015年4月9日配信<起業レッスン>の再掲です *
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