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起業レッスン040 : ミニ起業家物語 − 講師養成講座

起業レッスン040 : ミニ起業家物語 − 講師養成講座
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前回は、<起業家物語−新商品メニュー展開>を話しました。


佐藤真美さんの手作り講習会は、オーガニックコットン産着にはじまって、テディベア、乳幼児の帽子、玩具、ナプキン、、、と、メニューを広げていきました。

それにともなって、新たな課題が出てきました。

講習会の講師のリクルートです。

講師の不足を解決するための仕組みが必要になってきたのです。


【佐藤真美さんのミニ起業家物語−27】
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真美さんは、講師をリクルートするのではなく、講師を養成する仕組みをつくろうと考えた。


<講師養成講座>だ。


<オーガニックママの会>のメンバーの大半は、手づくり講習会を受講しており、基礎的なスキルを身につけている。

いわば、メンバーたちは、潜在的な講師候補者だ、、、

彼女たちのなかから、意欲のあるものが手をあげて、講師への道を歩む、、、

生徒が講師になり、その講師が生徒を教え、そこからまた新たな講師が育つ、、、

そういう循環構造が生まれるはずだ、、


真美さんは、そう考えた。


また、<講師養成講座>は、、、

講師の創出に加えて、受講料による新たな収入源ともなる。

本来なら、リクルートにかかるコストが、収益に変わるのだ。


<講師養成講座>のスタートは、新たなビジネスステージに入ったことを意味していたが、そのための追加投資を必要としない、、、既存の資源でほぼまかなうことができそうだ。

講習会場は既存の場所を活用できる。

集客は、<オーガニックママの会>や既存ネットワークで当面はカバーできる。


新たに必要なのは、講師養成のためのカリキュラムだ。

真美さんは、さまざまな教育ビジネスを調べて、カリキュラムのパターンの理解に努めた。

その結果、<講師養成講座>のカリキュラムは、大きく二つの内容から編成されることになった。


商品スキル編と指導編だ。


商品スキル編は、実際の商品の手作り工程に関する職人的な内容だ。

これは、産着やテディベア、帽子、玩具、ナプキン、、、などの商品ごとに分かれている。

指導編は、生徒を指導するためのプレゼン方法やマナーや心的態度など、リーダーシップ的な内容だ。


講師の資格を得るためには、商品スキル編の商品メニューを少なくとも一つと、合わせて、指導編を受講しなければならない。

商品スキル編の商品メニューを多く受講できれば、その分、講師の機会も多くなる。


ただし、講師の資格を得ることができても、すぐには、講習会の講師として教えることができるわけではない。

見習期間が必要となる。

見習期間中は、講習会に参加して講師をサポートしなければならない。

講習会の準備や当日の進行管理など、事務方の仕事である。

そういう役割を果たしながら、講師のそばで、指導方法を学ぶわけだ。


オーガニックママの会のメンバーは、いうまでもなく、出産後のママたちだ。

育児をしながら、自分たちの裁量で、無理のない時間の使いかたが可能な仕事をしたいと、彼女たちは考えている。

そういう面では、講習会の講師という仕事は、ニーズにかなうものだった。

また、育児や手作りの経験が生かせることも魅力だった。

受講料は高めであったが、意欲的なママたちが、この<講師養成講座>に集まったのである。


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(続きは次回へ)



大久保忠男



** 以上は、2014年7月17日配信<起業レッスン>の再掲です *

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