起業レッスン038 : ミニ起業家物語 − テディベア
起業レッスン038 : ミニ起業家物語 − テディベア
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前回は、<起業家物語−ベビーオイルマッサージ>を話しました。
佐藤真美さんが結成した、ママ友コミュニティである<オーガニックママの会>は着実に成長し、顧客基盤としての市場性を対外的に主張できるようになりました。
ベビー用スキンケア用品を開発販売しているメーカーが、それに魅力を感じて、真美さんにコラボ要請しました。
オーガニックベビーオイル販売促進のためのベビーマッサージ講習会と、真美さんの講習会との一部相互乗り入れの企画でした。
【佐藤真美さんのミニ起業家物語−25】
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オーガニックベビーオイルをはじめとする、さまざまな異業種とのコラボを積極的に進めることで、真美さんは、市場を急速に拡大していった。
一方、市場拡大とともに、同時並行で進めていたのが、講習会用商品プログラムメニューを増やすことだった。
当初、、、活動が軌道に乗るまで、しばらくの間は、講習会用の手づくり商品プログラムは、<オーガニックコットン産着>のみだった。
オーガニックコットン産着の講習会で、販路を広げ、ママ友コミュニティを結成したが、コミュニティが成長するにつれて、提供する商材や情報の多様化が求められた。
というのは、当然のことだが、コミュニティ・メンバーの赤ちゃんは毎年成長する、となると、産着だけでは顧客メンバーのニーズに応えられない。
真美さんは、オーガニックコットン産着に続く商材(手づくり商品プログラム)を手がけることになった。
そこで、講習会やメルマガなどを通じて、ママ友コミュニティのメンバーからの希望を募ることにした。
寄せられた希望のなかで、一番多かったのが、手づくりテディベアだった。
あかちゃんのためのぬいぐるみの中でも、テディベアは抜群の人気がある。
テディベアのぬいぐるみは、なめたり、ほおずりしたり、枕になったりで、真黒になるまで、赤ちゃんのそばにいて最初の友となる。
だから、アクリルなどの化学繊維や薬剤を多用した通常のコットンよりも、オーガニックコットンがふさわしい。
外側は、オーガニックコットンの生地を使い、内側には、オーガニックコットンそのものを使う。
テディベアのキットは、首、胴体、手足の6パーツの半完成品にコットンを詰め、各々を縫い合わせてつなげれば完成できるようにした。
1時間もかからないでできる。
出来上がったテディベアは、目となるボタンのの付け方などで、微妙に表情が異なったり、胴体などのパーツに詰め込む綿の量の加減で、ふとっちょや細身に仕上がったりする。
その完成品をお互いに見せ合ったりして盛り上がるので、手づくりテディベア講習会は好評だった。
<オーガニックママの会>のメンバーのほとんどが参加し、産着に続く、第2の柱となった。
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(続きは次回へ)
大久保忠男
** 以上は、2014年7月3日配信<起業レッスン>の再掲です *
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