起業レッスン034 : ミニ起業家物語 − 百貨店
起業レッスン034 : ミニ起業家物語 − 百貨店
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こんにちは、大久保です。
前回は、<起業家物語−コミュニティカフェ>を話しました。
佐藤真美さんの、オーガニックコットン産着(うぶぎ)の<手づくり講習会>は好評でしたので、継続的に公民館で開催するようになりました。
そして、市のコミュニティ活動支援プログラムを活用し、講習会活動を広げていきました。
そうした流れのなかで、コミュニティカフェとのコラボの話が舞い込んできました。
地域の交流や活動を支援したいという、カフェのオーナーと意気投合し、お茶菓子つきの講習会をカフェで開くことになりました。
【佐藤真美さんのミニ起業家物語−21】
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コミュニティカフェで開いた、真美さんの講習会には、7人のマタニティママが参加した。
数はすくないが、公民館の会議室とはちがって、しゃれたくつろぎのある空間で、お茶菓子を味わいながらの講習会は、参加したママにとっても、真美さんにとっても魅力的なものだった。
コミュニティカフェとのコラボは好評だった。
カフェのオーナ−と真美さんは、今後もコラボを継続的に開催することにした。
コミュニテイカフェは、今、各地で展開されており、増えている。
真美さんは、他の地域でも、コミュニテイカフェとのコラボの可能性を求めていった。
その結果、鎌倉を中心に、藤沢、茅ヶ崎、戸塚、横浜などの近隣地域へと、同様のコラボを広げることができた。
コミュニティカフェでの講習会開催は、真美さんにとって心地よい取り組みだった。
カフェのオーナーとの個人的な信頼関係をもとに、親密で落ち着いた空間を醸成することができたからだ。
こうした活動の広がりとともに、他の業種とのコラボにも、真美さんはチャレンジしはじめた。
ひとつは、百貨店だ。
百貨店では、時折オーガニックフェアを催すことがある。
オーガニック食材やオーガニック衣料を話題にしたキャンペーンだ。
そういうイベントの際のメニューのひとつとして、オーガニックコットン産着の手づくり講習会を取りあげてもらいたいと、真美さんは考えていた。
すでに、公民館やコミュニティカフェでの実績は十分にある。
真美さんは、百貨店の担当者を説得できるキャリアに自信を持っていた。
百貨店の担当者と接触するために、いくつかの仲介ルートを利用するか、それとも、直接打診を試みるか、思案していたが、運よくNOCの宮嵜理事長と会う機会があった。
これさいわいと相談を持ちかけたところ、某デパートで、NOCメンバー共同催事が予定されているという。
つまり、オーガニックコットン衣料品のフェアが開かれるのだ。
この催事に真美さんが参加できるかどうか、共同催事メンバーに、宮嵜さんが打診してくれるというのだ。
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(続きは次回へ)
大久保忠男
** 以上は、2014年6月5日配信<起業レッスン>の再掲です *
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