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起業レッスン033 : ミニ起業家物語 − コミュニティカフェ

起業レッスン033 : ミニ起業家物語 − コミュニティカフェ
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こんにちは、大久保です。


前回は、<起業家物語−講習会>を話しました。


佐藤真美さんは、エコスタイル社初のオリジナル商品として、オーガニックコットン産着(うぶぎ)の<手づくりキット>をリリースしました。

そして、その販売方法のひとつとして、<講習会>を開くことにしました。

第1回開催は、市の公民館の会議室を利用し、12名の参加を得ました。

まずまずのスタートでした。


【佐藤真美さんのミニ起業家物語−20】
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オーガニックコットン産着の手づくりキット講習会:第1回開催は、参加者に好評だった。

マタニティのママたちは、出産後とちがって、自由になる時間はそこそこある。

しかし、身体が重く自由にならないので、買い物やレジャーもおっくうになる。

なにかをしたい、、、というエネルギーはあるのだ。

生まれてくるあかちゃんのために、産着を手づくりする、、、という時間は、ママに心理的な満足感と安定したリズムを与えてくれる。

また、そうした満足感以上に、喜ばれたのが、参加者相互の出会いである。

近隣のマタニティ同士、、、オーガニックコットンや手づくりに共感するもの同士、、、友達になれそうではないか、、、と。


好評だったので、真美さんは、第2回目以降も継続的に開くことにした。

毎回、新規参加者とともに、継続参加のファンもすこしづつ増えていった。


真美さんは、市のコミュニティ活動支援プログラムを活用し、活動を広げていった。

コミュニティ活動支援担当者とも仲良くなり、地域情報を教えてもらったり、企画の相談に乗ってもらったりするようになった。

そうした流れのなかで、支援担当者から、こんな情報を得た。

それは、コミュニティカフェとのコラボをしてみないか、、、というものだ。


コミュニティカフェというのは、単にお茶を飲むだけではなく、そこで、さまざまなイベントや交流を楽しむという、、、

今、各地で広がりつつある、ニュースタイルのカフェだ。

例えば、コンサートを催す、、、読書会を開く、、、笑いヨガで集まる、、、特定テーマのディスカッション、、、作品展、、、etc.,


今回の話は、市のコミュニティ活動支援プログラムに登録している某コミュニティカフェが、真美さんの講習会に興味を持ち、担当者を介してコラボを打診してきたのだ。

さっそく、真美さんは、コミュニティカフェのオーナーに会ったところ、とんとん拍子に話が進み、そのカフェで、お茶菓子つきの講習会を開くことになった。


カフェのオーナーは、大手企業を定年後に、生まれ故郷に戻り、以前からやってみたかったカフェを開いたそうだ、、、

このオーナーは、地元を愛しており、地域の交流拠点として、地元の人たちがもっと親密になり、地域があたたかな気分のいい場所になってほしいという思いからはじめたという。

だから、地域で必要な活動を、自分なりに支援していきたいと考えている、、、

また、3年前にオーナーの娘が孫を生んだこともあり、彼の眼に、真美さんの活動は、印象深く有意義なものにうつったようである。


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(続きは次回へ)



大久保忠男



** 以上は、2014年5月29日配信<起業レッスン>の再掲です *

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