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起業レッスン031 : ミニ起業家物語 − 手づくりキット

起業レッスン031 : ミニ起業家物語 − 手づくりキット
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前回は、<起業家物語−産着(うぶぎ)>を話しました。


オリジナル商品開発にあたって、佐藤真美さんは、マタニティや出産後のママの話をたくさん聞きました。

多くの話のなかでも、とりわけ印象に残ったのが、出産直後にはじめてあかちゃんを抱いたときのママの思いでした。

はじめて見るあかちゃんは、人というよりも、<いのち>そのもの、<たましい>そのものであり、この<いのち>を、<たましい>を守らなければならない、、、というママの思いが、佐藤さんに伝わってきました。


そして、佐藤さんの頭の中にひらめきました。

『最初のオリジナル商品は<産着(うぶぎ)>にしよう』

<産着>に欠かせないものは、、、

ひとつは、<いのち>にふさわしい素材である、オーガニックコットン。

もうひとつは、ママの心。

オーガニックコットン製の<産着>には、ママの心がほしい、、、と、佐藤さんは思いました。



【佐藤真美さんのミニ起業家物語−18】
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佐藤真美さんは、エコスタイル社として、初のオリジナル商品である<産着>を、オーガニックコットンとママの心の、ふたつの要素を備えたものにしたかった。

ママの心がこもったものにするには、どうすればよいか、、、

ママの手づくりにすれば良いのではないか、、、と、真美さんは考えた。

実は、市場調査のママ向けインタビューの中で、産着を手づくりで準備したママの話があったのだ。

そのママは、マタニティ時期に、綿布を購入し、型紙用の本をみながら、手づくりで産着を仕上げた、、、

そして、産着が仕上がるにつれて、おなかのなかのあかちゃんへの思いが強くなっていった、、、と言う。

真美さんは、その話から、<手づくり産着>のアイデアを着想したのだ。


では、具体的に、<手づくり産着>というものを、どのような商品に仕立てあげればよいか、、、

真美さんは、企画を練りあげていった。

まず、<オーガニックコットンの布地>、そして、<産着の型紙>と<つくり方(縫製)説明書>。

最低限、このみっつは必要だ。

加えて、ママ向けのメッセージがほしい、、、

真美さんは、手づくり産着の話をしてくれたママに、そのメッセージ文を依頼した、、、

これらをキットにして、<オーガニックコットン産着の手づくりキット>の商品とした。

佐藤真美さんのオリジナル商品の完成だ。


次の課題は、どうやって売るか、、、だ。

これまで活用してきたチャネル−提携店舗やECなどに加えて、オリジナル商品だからこそ可能なチャネル政策も新たに展開したい、、、

<卸ビジネス>に力を入れるのが、最優先策となろう。

オリジナル商品は粗利が大きいゆえ、他の実店舗やEC店舗への卸ビジネスがやりやすいからだ。

ただ、これだけでは、この商品企画にこめた思いは市場に伝わりにくいと、真美さんは感じた。

チャネル政策としては、もうひと工夫のなにかが必要だ。


いろいろ考えた末に、<講習会>のアイデアに行き着いた。

<オーガニックコットン産着の手づくりキット>という商品には、みっつの情報が重要な意味を持つ。

ひとつは、オーガニックコットンについてのウンチク。

ふたつめは、つくり方(縫製)のノウハウ。

みっつめは、手づくりがあかちゃんへの思いを育んでくれるというメッセージ。

これらの情報をうまく伝えるためには、講習会が適していると、佐藤さんは考えたのだ。


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(続きは次回へ)



大久保忠男



** 以上は、2014年5月15日配信<起業レッスン>の再掲です *
  
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