前回は、<起業家>という選択は、限られた人の特別な生き方や、社会的成功や、金儲けのことではなく、普通の個人の<わたしのライフスタイル>のことだと話しました。
さて、これまでのレターは、起業についての説明的な文章が多すぎたかなと、少し気になっています。
一般的で抽象的な解説はうざったい、もっと手っ取り早く、収入につながる具体的なスキルを教えてよ、と思っている人もいるでしょう。
でも、具体的スキルについては、<わたしと起業com>のあちこちで、かなり発信しているので、目的に応じて、まずは下記のように活用してみてください。
(1)
<起業メール講座>は、すでに受講しましたね。最も基本的なスキルを初歩から段階的にお送りしています。
(2)
<女性起業家事例集>では、個々のビジネス事例に則して、女性起業家が腕を振るった具体的スキルが見ることができます。
(3)
<新米女性起業家の日誌>は、女性起業家の卵が日々スキルを身につけようと奮闘している様子が描かれています。
(4)
<起業お役立ち事典>や<起業相談FAQ>も、スキルを補足する具体的な知識を提供しています。
スキルの学習は、まずこれらを活用してみましょう。
この大久保レターでも、先々で、具体的なスキルについてお話するつもりですが、これまでとは、すこしちがった舵取りをします。
というのは、私が話そうと思っているスキルは、今到来しつつある<起業家社会>と切り離して考えられないからです。
いわば、未来的なスキルですね。
そのようなスキルを単独で語ると、誤解を招いてしまう、、、
<起業家社会>とセットで語らないと真意が伝わらない、、、
ですから、こんなふうにお話しようと思います。
<起業家社会>はいったいどんな社会なのか?
<起業家社会>で、<わたしのライフスタイル>をどう実現するのか?
そのために必要なスキルはなにか?
一方、旧来の会社(従業員)社会は、どうなっていくのか?
そこでの働きかたは、どう変わるのか? 会社員は、今からなにを準備しなければならないのか?
つまり、スキルについて語る前に、これからどのような社会になり、そこでどのように生きていくのか、ということについて話します。
<起業家社会> と <わたしのライフスタイル> と <具体的スキル>
これらをバラバラではなく、関連づけて、トータルに理解できるようになると、スキルに振り回されるのでなく、スキルを道具として使うことができます。
焦ると、スキルでもなんでもガセネタをつかんでしまうし、、、
かっては有益なスキルやツールであっても、時とともに急速に使いものにならなくなってしまうケースも多い、、、
お金も時間もムダになります。
ですから、しっかり準備しましょう。
もちろん、だれもが言うように、起業には<果敢な行動力>が肝要です。
でも、東京駅にいて、本来は大阪へいくつもりが、ホームに一番早く入ってきたという理由で、列車の行き先を確認しないまま、東北新幹線に飛び乗ったりはしないでしょう。
重要なのは、列車に乗ることではなく、目的地に着くことです。
このレターは、そうした観点からお話しようとしていることをわかってください。
そこで、ひとつのヒントとして、<アバター>としての<ひとり株式会社>というものを、次にお話しようと思います。
どういうものか、ちょっとイメージしてみてくださいね。
大久保忠男
** 以上は、2013年8月7日配信<起業レッスン>の再掲です *
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