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スピリチュアルレッスン161 : シフト39 境域に生きる(19) ラムダス13:ラムダスという精神

スピリチュアルレッスン161 : シフト39 境域に生きる(19) ラムダス13:ラムダスという精神
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前回は、<境域に生きる(18)ラムダス12:過酷なる恩寵>を話しました。


これまで12回にわたって、脳卒中体験から生まれたラムダスの<境域に生きる>実践的思想を学んできましたが、最後にポイントをまとめておきましょう。


脳卒中との遭遇は、ラムダスにとって、青天の霹靂でした。

脳卒中前と後では、人生が一変しました。

脳卒中前には、スポーツカーを乗り回し、ゴルフを楽しみ、チェロを演奏していたが、、、脳卒中後は、それらすべてできなくなった。


脳卒中はサムライの刀のようなもので、自分の人生を真っ二つに切り裂いた、、、と彼は語ります。

いわば、脳卒中前は<前世>で、脳卒中後は<今生>であり、、、二つの人生を経験しているようなものだ、、、と。


脳卒中の後遺症によって、ラムダスはさまざまな苦難を強いられました。

半身不随による車イス生活、、、失語症、、、夜毎の激しい痛み、、、靴の紐も自分で結ぶことができない自立性の欠如、、、

誰しも、このような体験に遭遇すれば、突然暗闇に転落した自身の人生の不運を嘆くでしょう、、、

生きる意欲を失くし、絶望のただ中に佇んでしまうかもしれません。


ラムダスという精神は、そうなりませんでした。

前世は前世なりに生きたので、、、今生は今生なりに生きるようにすればいい、、、それだけのことだ、、、と達観しました。

しかし、その達観が易しかったわけでありません。

厳しい実践を通じて、そこに在るように努めたのです。

たとえば、、、激しい痛みに対して、達観を実践するためには、<体験者>と<目撃者>とに同時存在するという実践的認識が必要でした。

そのような諸々の訓練を経て、<エゴ>から離れた観点へのシフトを強制され、<魂>の次元の在りかたを学びます。

それによって、<エゴ>と<魂>との<境域に生きる>自由を得たと、ラムダスは語るようになります。


<エゴ>の観点からは、脳卒中はおもしろくない出来事だが、魂の観点からは素晴らしい体験だったと言える、、、

脳卒中前にスピリチュアルな活動をしていたころは、<エゴ>を否定してしようとしていたが、脳卒中後の体験によって、その必要が無くなった、、、

自分が安心して魂の次元に在るとき、エゴを恐れずに、人間としての生活に完全に浸ることができる、、、

一見矛盾したように見えるこのふたつの世界は、矛盾したままで自分を深みに導いてくれる、、、


脳卒中によって、ラムダスがそれまで自分の人生に欠けていると感じていたあるもの、つまりミッシングリングを結び合わせ、自分の人生を完結することができた、、、

だから、今では、それを過酷なる恩寵と呼びたい、、、

ラムダスはそう語ります。


<不幸な事件>を<過酷なる恩寵>と呼ぶことを可能にした、ラムダスの日々の実践と強靭な精神が、わたしたちにも勇気を与えてくれるのです。



(続く)















** 以上は、2017年1月26日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *

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