スピリチュアルレッスン156 : シフト34 境域に生きる(14) ラムダス8 自立能力の喪失
スピリチュアルレッスン156 : シフト34 境域に生きる(14) ラムダス8 自立能力の喪失
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前回は、<境域に生きる(13)ラムダス7:目撃者の次元>を話しました。
1.脳卒中の後遺症には、車イス生活と失語症のほかに、激しい痛みとの出会いがある。
2.<痛み>は人を<体験者>にする、、、つまり、<痛み>という体験に支配される、、、すると、<痛み>がすべてになる、、、自分のすべてが<痛み>におおわれてしまう、、、
3.この<痛み>の支配から逃れるためには、<痛み>と自分との間に距離をつくれなければならない、、、その方法のひとつが<魂の観点>にジャンプすることだ、、、と、ラムダスは言う。
4.<痛み>を体験する地点から、それを眺める地点に自分を移行させるというのだ。
5.この地点を、彼は<目撃者>と称する。
6.<痛み>が無い状況で、山中深く入って瞑想でもすれば、<目撃者>になるのはたやすいかもしれない。
7.しかし、その場合は、<体験者>としての自分は映像のような希薄な現実になっており、切実感は薄れているだろう。
8.<痛み>は、そういうことを許してくれない。
9.<目撃者>に移行できても、<体験者>の現実と切実感は薄れることはない。
10.<体験者>にとどまりながら、<目撃者>の視点を得る、、、<体験者>と<目撃者>というふたつの場所で同時に生きる、、、<痛み>は、そのことを可能にしてくれる、、、
11.それは、<自我>と<魂>のなかに、ふたつの次元に同時に存在することを意味する、、、とラムダスは考える。
<痛み>の体験により、<目撃者>のリアリティが深まると、、、<目撃者>は<体験者>とは異なる次元に移行する、、、
<体験者>は<自我>の次元にあるが、、、<目撃者>は<魂>の次元にある、、、
両者の次元に同時に存在すること、、、これが、ラムダスが到達した意識の在りかただと言うのです。
<目撃者>の視点とは、、、<魂>の次元とは、、、どういうものか?
脳卒中体験についてラムダスの語りをもうすこし追ってみましょう。
・脳卒中の後で、私が直面した一番大きな精神的な問題は、自立能力の喪失だ
・ベッドへの出入り、トイレ、車での外出、食事の支度、こうしたことのすべてに人の手を借りなければならない
・窓を閉めてくれませんか、、、靴のひもを結んでください、、、
・ほんのちょっとしたことにもベルを鳴らして介護人をよばなければならないことを恥ずかしく思っていた
・以前の自分が人一倍自立心にあふれる人間だったので、人の世話になることは、私にとって非常に居心地が悪い
・いま振りかえって思うのは、昔の私は人を助けることでパワーを得ていた
・だが、最近の私は助けられる身だ
・私は数年前に『ハウ・キャナイ・ヘルプ?』という本を書いて、人を助けるにはどうしたらよいかを論じていた
・今は、『ハウ・キャンユウ・ヘルプ・ミー?』という本を書いて、どうやって人に助けてもらうかを論じなければならないだろう
・助ける人間から助けられる人間に立場が変わった
(続く)
** 以上は、2016年12月28日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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