スピリチュアルレッスン154 : シフト32 境域に生きる(12) ラムダス6
スピリチュアルレッスン154 : シフト32 境域に生きる(12) ラムダス6
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前回は、<境域に生きる(11)ラムダス5>を話しました。
1.ラムダスは、脳卒中によって、人生がふたつに分かれたと言う、、、脳卒中前の人生は前世で、後の人生は今生だと、、、
2.前世では活動的な自分だったが、、、今生では前世でできたことがなにもできない自分だ、、、
3.脳卒中で半身不随となり、車イス生活を余儀なくされた、、、しかし、ラムダスは、車イス生活には不便もあるが、おおむね満足していると言う。
4.さらには、、、車イス生活に加えて、失語症にも陥る。
5.彼の活動の多くが、講演や著作など言葉をつかうため、これは致命的な問題となったが、、、一方で面白いことに気づいた、、、
7.それは、、、言葉がすぐに出てこないかわりにイメージがより鮮明になった、、、左脳の機能が衰えて右脳の機能が活発になったのかもしれない、、、と言うのだ。
8.また、講演などでは思わぬメリットもあると語る、、、話の途中で、沈黙の瞬間が頻繁に起こる、、、そういう時、聴衆の多くが、その沈黙の瞬間を利用して、自身の内面に向かうようになったようだ、、、いわば、講演者ラムダスと聴衆との間により深い共鳴が生まれる、、、そういう観察ができるようになった、、、と。
ラムダスは、淡々と語りますが、、、車イス生活にしろ、失語症にしろ、、、このように冷静にポジティブに受容するのはなかなかできないことです。
<人生の達人>と称してもいいような態度ですね。
<リアクションではなく意志の表現である>という<在りかた>をみごとに実践しています。
しかし、こういう彼にとって難しい課題のひとつが、<痛み>への対処でした、、、そして、難題ゆえに、この<痛み>が、意識の新たな覚醒に導く偉大な教師であると言います。
ラムダスが語るのを聞きましょう、、、
・脳卒中の後遺症には、車イス生活と失語症のほかに、激しい痛みとの出会いがある。
・痛みは人を<体験者>にする。
・そして、人はその痛みと自分のあいだに距離をおく方法を見つけるまで、<体験者>に支配される。
・私は、自分が学んださまざまな修行法を活用したが、なかでも<魂の観点>にジャンプする方法をよく利用した。
・この方法で、痛みを体験する一方で、痛みを眺めるところに自分をおくことができる。
・眠ろうとする時、腕や肩や足などが激しく痛む。
・私はきちんと寝返りがうてず、からだの位置を変えるのも難しい、、、そのため、筋肉が引きつり痛む。
・さらに、私は睡眠中に一時的に呼吸が停止する障害があるので、人工呼吸器をつけて寝る。
・その機械は、私の呼吸音を増幅するので、その音に専念して瞑想することにしている。
・すると、やがて静かに痛みを目撃できる境地に達する。
・脳卒中の激しい痛みから私が学んだことは、<体験者>として強烈な痛みを丸ごと感じながら、同時に<目撃者>の次元にいることによって痛みを超越すること。
・痛みは、人が<自我>と<魂>の中に、つまりふたつの次元に同時に存在することを強いる、じつにすごい教師ではないか。
(続く)
** 以上は、2016年12月21日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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