スピリチュアルレッスン148 : シフト26 境域に生きる(6)天風先生の嘆き
スピリチュアルレッスン148 : シフト26 境域に生きる(6)天風先生の嘆き
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前回は、<境域に生きる(5)することとあること>を話しました。
1.<境域に生きる>というテーマは、つきつめていくと、、、<すること>と<あること>の境域に生きることの気づきにいたる。
2.<すること>と<あること>、、、つまり<doing>と<being>。
3.今までは、<すること>が前提で、その結果として<あること>を享受できると考えてきた。
4.たとえば、、、<幸せ>を実現するためにしなければならないこととは、、、経済的に裕福になる、、、結婚する、、、家庭を持つ、、、成功する、、、健康を保つ、、、etc.,
5.努力する、、、がんばる、、、その結果として<幸せ>になる、、、
6.つまり、、、努力する(一生懸命働く)→ (すると)裕福になり必要なものが得られる→ (したがって)幸せになる、、、というプロセスが、自分の思考の中に、至極当然の常識のように刻みこまれていた。
7.このようなプロセスは、一種の信仰のようなもの、、、世間の誰もが疑わない<世俗信仰>といってもよい、、、プロセスが破綻しない限り、わたしたち信者はこの信仰に生きている。
8.しかし、プロセスが破綻すると、信仰に亀裂がはいる、、、一生懸命働いたにもかかわらず、事業が倒産して借金をかかえる、、、健康に留意していたのに、重い病にかかる、、、突然、家族の者が事故にあう、、、
9.<幸せ>へのプロセスが中断し、<不幸せ>へのプロセスがはじまる、、、
10.またしばらくすると、逆の現象が起こり、そのシーソーゲームが繰り返される、、、
11.波間に浮かぶ小船のように、<できごと>によって、<幸せ>と<不幸せ>の間を漂う。
12.そして、<できごと>に翻弄されることに愛想が尽きたとき、(白昼夢のような)夢から覚める。
13.目覚めると、意志がはたらきはじめ、<在りかたを選択する>ことができるようになる。
14.在りかたを選択できるようになると、プロセスは次のように変化する、、、(まず)幸せでいる → (すると)楽しく暮す・働く → (したがって)ワクワクするものや楽しい仲間が増える。
15.このように、今までの習慣を反転させること、、、今までは、する(doing)→持つ(having)→在る(being)、、、これからは、在る(being)→する(doing)→持つ(having)
16.<幸せ>は単なる感情の問題ではない、、、それは、<幸せで在る>ことを選ぶという、意志にかかわるもの。
17.感情は、<反応(リアクション)>に支配されているが、、、<在りかた>は、反応(リアクション)ではなく、意識的な選択だ。
18.いかなる条件もつけないで、あなたは、あなたの<在りかた>を選択できる。
19.<幸せで在る>ことも、<自由で在る>ことも、<平和で在る>ことも、<穏やかで在る>ことも、<勇気で在る>ことも、<信頼で在る>ことも、<生命で在る>ことも、<真の自分で在る>ことも、<愛で在る>ことも、、、
20.これに気づくことが、自分自身の現実を創造する重要な一歩となる。
このことを軽妙に話していたのが、中村天風さんです。
彼はこんなふうに語っていました。
<たくさんの人がわたしにお礼を言ってくれる、、、
天風先生の教えのおかげで、事業がうまくいき、裕福になりました、幸せです、ありがとうございました。
天風先生の教えのおかげで、長患いが治りました、幸せです、感謝します。
天風先生の教えのおかげで、、、などなど、、、
そういうお礼を聞くたびに、わたしはがっかりする。
なぜ、こんなふうに言ってくれる人がいないのか、、、
事業はまだ不調で借金だらけですが、天風先生の教えのおかげで、日々幸せにくらせています。
病状は良くなっていないですが、天風先生の教えのおかげで、元気に幸せにしています、、、と>
(続く)
** 以上は、2016年11月30日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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