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スピリチュアルレッスン145 : シフト23 働きかたの境域

スピリチュアルレッスン145 : シフト23 働きかたの境域
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前回は、<NAMIさんのケース>を話しました。


1.<境域に生きる>ということについて、いろいろな切り口で見ていくことで、<境域に生きる>というビジョンがより明確になる。

2.最初のケースは、NAMIさんのユニークな在りかた。

3.NAMIさんは、<米国と日本><身体と心><営利事業と非営利事業><知性と感性><男性性と女性性>などの対極的な両域を行き来していた。

4.この境域をまたがって生きることで、NAMIさんは、一方に自己同一化できない自分の在りかたに目覚めていた。


今日は、ふたつめのケースを取りあげましょう。


<働きかた>における境域の在りかた、、、です。

これは、折にふれ、ドラッカーが語っていた働きかたアドバイスのひとつです。

ドラッカーは、下記のように、対極にある2つの世界を体験し、理解することを薦めていました。


・大企業の社長室や役員室にいるものは、折を見て現場を経験すること。

・百貨店のトップは、1年の内1週間売り場に立つこと。

・医者は、毎年患者の立場を疑似体験すること。

・メーカーで働いているならば、流通業に関与すること。

・企業に所属しているなら、NPOにも関わること。

・ビジネスのまっただなかに生きている者は、ビジネス以外の世界を持つこと。


上記のようなことも含めて、働きかたを自ら選択することが可能になったのは、人類史上はじめてのできごとだと、ドラッカーは考えていました。

100年前の第一次大戦までは、先進国でも農民が大半であり、身分や職業はおおむね固定的でした。

当時は、就業分野の1位は農民であり、2位は使用人でした。

その後の50年間で、農民は数%の割合まで減少し、使用人はおもに工場労働者に移行しました。

量産型産業社会の進展とともに、社会的に固定されていた職業やライフスタイルは、流動的になると同時に、自分が選択すべきものとなったのですが、、、これからは、ドラッカーのアドバイスのような複合的な働きかたも、特殊な事例ではなくなっていくでしょう。



(続く)











** 以上は、2016年11月17日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *

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