スピリチュアルレッスン144 : シフト22 NAMIさんのケース
スピリチュアルレッスン144 : シフト22 NAMIさんのケース
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前回は、<被造物から創造者へ>を話しました。
1.壊れかけた世間的自分に代わる<新たな社会的自己の再構築>と、<精神的・霊的な自己の創造>という、ふたつの器を用意する時代になった。
2.このふたつの器を用意することを、<境域に生きる>と言う。
3.社会的な自分と精神的・霊的な自分のふたつの自分を意識化することで、自分自身を創造するところに立つ。
4.人間は、神の被造物だと語られてきたが、、、同時に人間は神に似せられて創られたとも言われてきた。
5.被造物が創造の流れに参与することにより、創造者になる。
6.神に似せられて創られた、、、というのは、身体の形象を意味するのではなく、神の力である<創造>の力を分け持つことができるということを意味しているのではないか。
7.つまり、受けとるものが与えるものとなり、受容する器が創造の源泉となる。
<境域に生きる>ということについて、、、いろいろな切り口で見ていきましょう。
それによって、<境域に生きる>というビジョンがより明確になるでしょう。
最初に取りあげるのは、過去に何度も言及したことのある<NAMIさんとの対談>のなかの、次の一節です。
【大久保】
なみさんは、20過ぎからアメリカで暮らし始めた。
話したり読んだり書いたりするのは、日本語より英語のほうがやりやすい。
半分は日本人だけど、半分はアメリカ人になってる。
日本とアメリカは、国の成り立ちや国柄など多くの点で、対極にあると思うんです。
その対極にある、ふたつの国を行き来して、精神的にも物理的にも、両者の境域に立っている。
それから、医師として身体の専門家になったあと、今度は、コーチングで精神の専門家になられた。
これも、身体と精神という、ふたつの極の境域に立っている。
ビジネス活動もそうですね。
最初の会社は営利会社として利益を出したが、つぎは非営利であるNPO的な活動が主になった。
営利組織と非営利組織という、これもふたつの境域にいる。
なみさんは、ご自身を女性性として感性を重視されていますが、外から見ると、知性がとても明晰で男性性的な印象がある、、、知性と感性、男性性と女性性、両方のバランスがある。
、、、といったように、対極にあるふたつの境域に立つことが多いように見受けられるんです。
【NAMI】
それは、言われてみて、思い当たるふしがあります。幼い頃も、そういった経験がありましたから。
どうも、どっちつかずに、ふらふらしているようですね(笑)
【大久保】
一方だけに自己同一化できないんでしょうね、、、どうしても分裂してしまう、、、股裂き状態になる、、、
【NAMI】
そう、どこに行っても、なにをやっても、そういう傾向がある。
【大久保】
自分が2つに分裂するというのが大事なポイントで、どちらかに同一化していると、意識が眠ってしまうんですね。
意識が目覚めているためには、この分裂状態が必要なんです。
・・・ ⇒ http://www.watashi-kigyou.com/taidan/nami/story06.php からの引用
この場合の境域とは、、、米国と日本、、、身体と心、、、営利と非営利、、、知性と感性、、、男性性と女性性、、、などの対極的な両域を指し示しています。
NAMIさんは、この境域をまたがって生きることで、一方に自己同一化できない自分の在りかたに目覚めているわけです。
(続く)
** 以上は、2016年11月16日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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