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スピリチュアルレッスン139 : シフト17 ドラッカーの<マネジメント>とは

スピリチュアルレッスン139 : シフト17 ドラッカーの<マネジメント>とは
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前回は、<社会における位置と役割>を話しました。


1.ドラッカー博士は、1939年発表の『経済人の終わり』を通じて、ファシズム発生のメカニズムを明らかにした。

2.当時30歳弱の博士は、発表前にナチス統治下のオーストリアから英国に逃れて、そこから米国に渡った。

3.米国移住した博士は、戦争終結前から、ファシズム勢力の敗戦を確信していたが、彼の関心はその後の社会の在りかたに向かう。

4.終戦後の社会の在りかたについて、博士は次のように問いかけた、、、新たな社会構築のビジョンはどのようなものになるのか、、、群集が再び市民として再生するための基盤となるのはなにか、、、

5.ドラッカー自身の言葉で言えば、、、社会における<位置>と<役割>を個々人に提供できる仕組みはどのようなものか、、、

6.社会における<位置>と<役割>が、個々人に社会的アイデンティティをもたらす必要要素だと、博士は考えたが、、、この問いかけに対して、ドラッカーが出したビジョンが、大企業を中心とした<従業員社会>というもの。

7.<位置>というのは、たとえば、ある大手流通業の担当部門商品開発責任者といったものであり、<役割>とは、その担当部門商品の定期的リニュアルと新商品開拓という類。

8.つまり、<位置>というのは俗っぽく言えば肩書きであり、<役割>というのは仕事の内容のこと。

9.この従業員社会のビジョンは、先進国における戦後社会のスタンダードになったが、もっとも成功したのは、日本だった。

10.なぜなら、日本では、会社の在りかたを疑似宗教的な共同体組織にしたからだ。


言うまでもなく、会社は<共同体>である前に、<機能的>であらねばならない、、、

つまり、会社は<社会>組織であると同時に<経済>組織でもある、、、

<機能的な経済組織面>が生かされなければ、会社自体は存続し得ない、、、

一方、<共同体的な社会組織面>がなければ、会社はその成員に対して適合しえなくなる、、、


両者の課題をみたすものが、ドラッカーの言う<マネジメント>です。

ですから、ドラッカーにとって、<マネジメント>は単なる金儲けのスキルでないのはもちろん、企業存続だけを目的にした定理でもありません。

会社の経済的側面と社会的側面の両者を機能させ、会社が<社会>と社会に生息する<個人>が両立する基盤となるための基幹ノウハウだったのです。

ドラッカーは<マネジメント>の父と称されていますが、彼が自分の思いを託し研究を重ねて築きあげてきた<マネジメント>の体系は、人類がまったく未知の未来社会に向かうための最強のツールでもあるのです。



(続く)







** 以上は、2016年10月27日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *

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