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スピリチュアルレッスン134 : シフト12  生命の自己防衛策

スピリチュアルレッスン134 : シフト12  生命の自己防衛策
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前回は、<蟻塚(ありづか)の蟻(あり)>を話しました。


1.人は、ある時ある場所に生まれて、平均して80年前後の期間を生き、ある時ある場所で死す運命にある。

2.その間<わたし>は、赤ちゃんであり、子どもであり、夫(妻)となり、父親(母親)となり、会社人となり、部下であり、上司であり、友人であり、市民であり、国民であり、定年退職者となり、老人となり、、、その人生は、移りゆくさまざまな社会のペルソナ(仮面)と化しながら、社会で始まり社会で終わる。

3.つまり、、、人生の必然性と根拠は、人類という種と社会にあって、<わたし>にはない、、、<わたし>は、<社会>を維持するためのひとつのパーツに過ぎない、、、

4.要するに<蟻塚(ありづか)の蟻(あり)>の在りかたと本質的に変わらない。

5.完璧性という意味では、蟻や蜂の社会以上のものはないが、完璧なのは、蟻ではなく、蟻塚社会のほうであって、そこでは、一匹の蟻は蟻塚社会全体に奉仕する機能としてのみの在りかたで、全体に融合し、個としての輪郭は消えている。

6.ここまで言い切ってしまうと、身も蓋もないような感じだが、人類社会もさまざまなフィクションを剥ぎ取っていくと、このような赤裸々な姿が浮かぎあがってくるのは否定しようがない。


つまり、蟻塚(蟻社会)を形成した同じ力が、人類社会の原型を創造しているのです。

もし、一匹の働き蟻が、突然自己に目覚め、なぜ自分は蟻塚のために働かなければならないのか?、、、と疑問を持つようなことがあれば、この力はすぐさまそれに反応するでしょう、、、

なぜなら、、、こうした疑問は、蟻塚を危機に陥れるからです。

疑問を持った一匹の働き蟻は、ほうっておくと、蟻塚よりも自分を優先させるようになるでしょう、、、そして、自分が生き残れるのであれば、蟻塚は無くてもかまわないという考えに行き着くかもしれません。

ですから、そのような事態にならないように、その力は有効な手段を行使するでしょう。

どのように行使するでしょうか?

当の働き蟻がみずからその疑問を否定するような方向に仕向けるはずです、、、<自分が蟻塚のために働くのは、自分の利益にもなるからである>というふうに、、、、。

これは、予測できる危機に対する、生命の自己防衛策なのです。

人類社会の道徳の深部にある自然強制力とはそのようなものであると、ベルクソンの『道徳と宗教の2源泉』は語っています。

そうした類の<道徳>の特質は、社会を否定しようとする力を否定するところにあります。

<否定の否定>というのが、<社会道徳>の本質だと言っていいでしょう。



(続く)






** 以上は、2016年10月12日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *

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