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スピリチュアルレッスン132 : シフト10  世間が生きている

スピリチュアルレッスン132 : シフト10  世間が生きている
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前回は、<禁断の木の実の思い出>を話しました。


1.<禁断の木の実の思い出は、人類全体の記憶のうちでと同様、各人の記憶のうちでも、最も古いものである>とは、ベルクソン『道徳と宗教の2源泉』の冒頭の文句。

2.<わたし>自身を振り返ってみれば、、、ものごころついた時にはすでに、両親から<してはいけない>ことを教えられていた。

3.学校に通うようになると、先生が<してはいけない>ことを教えた。

4.会社に勤めはじめると、上司と先輩から<してはいけない>ことを教わった。

5.両親を通じて、先生を通じて、上司や先輩を通じて、<わたし>に<してはいけない>ことを教えてきたのは、なにか?

6.彼らの背後にあって、巨大な力を<わたし>に振るっていたものは、なにか?

7.それは、<社会>と称せられ、<世間>と呼ばれるもの。

8.誕生以来、<わたし>は、<社会>または<世間>の力に支配されている、というよりも、この力に同化させられている、、、つまり<世間>が自分として生きている。



『道徳と宗教の2源泉』のなかで、こんな挿話が紹介されています。


英国の植民地であったインドの密林のなかで、英国の森林監督官がただ独り小屋住まいをしていた、、、この森林監督官は、毎晩ディナーの席で、彼以外には客も家族も誰一人いなかったにもかかわらず、<礼服>を着用していた、、、というのです。

元はキップリングの本で描かれていた話のようです。

この森林監督官は、当時の英国社会そのものを体現していたわけです。

礼服の着用が、彼の<アイデンティティ>を支えていたのです。


孤島のロビンソンクルーソーも、独りで生存しながらも、彼の意識は<社会>とともに暮らしていました、、、難破船から拾い上げた品々は、社会的エネルギーを彼に補充しました、、、<社会>が彼を充たしていたのです。

実は、わたしたちひとりひとりが、英国の森林監督官であり、ロビンソンクルーソーでもあるのです。


<わたし>は、社会そのものであり、世間そのものだった、、、<わたし>が生きているというよりは、<世間>が生きている、、、と言ったほうがいいのかもしれません。



(続く)





** 以上は、2016年10月5日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *

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