スピリチュアルレッスン130 : シフト8 ジョルジュソレル
スピリチュアルレッスン130 : シフト8 ジョルジュソレル
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前回は、<Sジョブズ2>を話しました。
1.ジョブズの言う<内なる声>が、あなたには聞こえている?
2.<内なる声に耳を澄ませ>とか<真実の自分に目覚めよ>など、よく聞く言葉はスピリチュアル世界における常套文句。
3.でも、自分の内にその言葉のリアリティを感じることができる?
4.おそらく、ばくぜんとした感じに留まることが多いのでは?、、、頭ではわかったようだけど、実際のところはよくわからない、、、いつもの日常の生活に戻ると、忙しさに紛れて、そういう言葉を聞いたことも忘れてしまっている、、、
5.であれば、、、ジョブズは<内なる声>を大切にしろと語ったが、実践するのは易しくないように思えてしまう。
6.なぜ、ジョブズは、後継者ティムクックに対して、<スティーブならどうするだろうと考えるな>と言ったのか?
7.ティムクックは<スティーブならどうするだろう>と必ず考えるだろうと、、、ジョブズは考えたからではないか。
8.彼は、<他人の考えに支配されて、あなたの内なる声がかき消されないように>とも言った。
9.<スティーブならどうするだろう>と考えることは、ティムクックにとっての<内なる声>を消すことになる、、、<内なる声>を聞くためには、<他人の考えの支配>から逃れていなければならない、、、ジョブズはそう言いたいのだ。
<内なる声>を聞くためには、<他人の考えの支配>から逃れていなければならない、、、ジョブズのこの言葉を実践したのが、ジョルジュソレルです。
ジョルジュソレルは、18〜19世紀に活躍した社会思想家で、革命的サンディカリズムを唱えました。
彼は、こんなふうに言っています。
<20年の間、私は他人から教えられたことから、自らを解放することに努めた、、、私はあらゆる書物に接した、、、しかし、それは何かを覚えるためよりも、外から覚えこまされてきた考えかたから、私の記憶を洗い清めるためであった、、、>
他人から教えられたことから自らを解放するために20年かけた、、、そうして、はじめて<内なる声>を聞くことができた、、、とソレルは言っているのです。
<内なる声>と自分との間に、他人の思想や考えが詰まっている、、、これを取り除かない限り<内なる声>は届かない、、、取り除くためには、意識的な努力が要る、、、
このことが、なぜ、それほど大変なことなのか?
それは、自分の在りかたが他人の思想・考えそのものだからです、、、それらに自分自身を同一化しているからです。
そうでなければ、この社会で正常に生きていくことはできなかったでしょう。
今、社会生活を普通に営んでいること自体が、<わたし>が他人の思想・考えに支配されていることを物語っているのです。
(続く)
** 以上は、2016年9月28日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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