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スピリチュアルレッスン126 : シフト4  ヘルマンヘッセ『デミアン』

スピリチュアルレッスン126 : シフト4  ヘルマンヘッセ『デミアン』
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前回は、<ダイアー『ザ・シフト』2>を話しました。


1.ダイアー『ザ・シフト』に登場する主人公の女性、、、幸せな家庭を営んでいる、、、家族でリゾートに出かけるが、ひとりになって絵を描きたくなる、、、

2.リゾート滞在の最終日に、女性は夫に対して、子どもを連れて先に帰ってほしいと言う。

3.女性は、、、この地に残って、絵を描いて過ごしたい、、、一月間ほどひとりにさせてほしい、、、と。

4.夫は、、、一月経てばほんとに帰ってくるのか?、、、また育児や家事をしてくれるのか、、、と不安そうにたずねる。

5.女性は、そうだと答えるが、心が上の空のようにみえる、、、

6.どんな絵を描いてるのか、絵を見せてくれないかと、夫は言うが、女性は、いやだ、見せたくないと言う、、、そして、突然泣きはじめる。

7.夫は妻を理解することができない、、、そして、女性も自分自身のことを理解できない。

8.心の奥底から突き上げてくるものがあって、それに翻弄されている。

9.このように、、、ダイアーさんは、ふとシフトが訪れる瞬間をうまく描いている。

10.リゾート滞在という非日常的な空間が、そういう瞬間を生み出しやすくしていると考えていいのかもしれない。


<ふと訪れるシフトの瞬間>を紹介しましたが、この<シフト>の姿をもうすこし力強く描いた小説を取り上げましょう。

ヘルマンヘッセの『デミアン』です。

愛読されている方も多いでしょう。

第一次世界大戦が終わった翌年の1919年に発表されました。

当時のドイツ青年から熱狂的に迎えられたと言われています。

ドイツは敗戦で悲惨な状況にありました。

また、欧州社会自体が、19世紀末から瓦解しはじめ、20世紀に入ってから混迷を深めていました。

それまで<理性の王国>と謳われていた社会ビジョンの価値観や秩序が崩れて、ドイツ青年は、生きる意味や社会の姿を見失っていました。

『デミアン』は、そういう青年たちに、内面世界に向かうことを教えたのです。

ここでは、小説自体の内容には入りません。

<シフト>を表現した下記の文章に注目してもらいたいのです。

<鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う、、、卵は世界だ、、、生まれようと欲するものは、ひとつの世界を破壊しなければならない>



(続く)



** 以上は、2016年9月14日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *







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