スピリチュアルレッスン122 : 死についてのワーク(81)死後の世界43ルドルフ・シュタイナー18 死のまとめ
スピリチュアルレッスン122 : 死についてのワーク(81)死後の世界43ルドルフ・シュタイナー18 死のまとめ
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前回は、<ルドルフ・シュタイナー17 眼>を話しました。
1.死後に現れる、シュタイナーの語る<反転したビジョン>は、生前でも得ることが可能だ。
2.通常は、<わたし>は<宇宙>空間に包まれていると考えているが、自分の在りかたを変えてみると、<わたし>が<宇宙>を包んでいるような感覚になる、、、
3.フランスの作家ヴァレリーの著作<ムッシュー・テスト>のなかで、登場人物のエミリーテスト夫人がこんなセリフを言う、、、<あの人(テスト氏)の眼はほんとに美しい、あの眼は、眼に見える一切のものよりほんの少し大きい>
4.<眼に見える一切のものよりほんの少し大きい>という文言は、<わたし>が<宇宙>を包んでいるという感覚を意味している。
5.<眼に見える一切のものよりほんの少し大きい眼>を想像してみよう、、、いま、あなたの眼が、眼に見える一切のものよりほんの少し大きい、、、と感じられるように、、、
6.その場合、<あなた>は、あなたの<眼>そのものとなり、あなたの身体は消えている、、、
5.この反転したビジョンを生きることを、<わたし>は<死を所有して生きる>と表現することもある。
6.では、そういう反転したビジョンを、死後ではなく、今、この生の世界で得るためには、どうすればよいか、、、
これまで、17回にわたって、シュタイナーが語る死後生について、反転のビジョンを紹介してきました。
シュタイナーの全体ビジョンは壮大なもので、ここで取り上げたのは、そのなかのほんのひとかけらの内容です。
ひとかけらに過ぎませんが、そのユニークな香りを感じていただければ、、、
そして、シュタイナー思想に興味を抱かれたら、膨大な著作のなかから、自分に合ったジャンルのものに接してみてください。
宇宙論、死後生、教育論、医学、栄養学、農業、経済・社会学、哲学、神秘学など、さまざまな分野でめくるめくような思想を展開しています。
一般に、基礎的な著作として推薦されているものを、下記に紹介しておきましょう。
『神智学』『神秘学概論』『自由の哲学』『シュタイナー経済学講座』『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』『人体と宇宙のリズム』etc.,
上記は、シュタイナーの著作ですが、日本におけるシュタイナー思想のオーソリティである高橋巌氏の下記の著作も、シュタイナー思想を理解するうえで、お薦めです。
『自己教育の処方箋』『シュタイナー教育入門』『神秘学講義』『千年紀末の神秘学』etc.,
さて、、、<死後の世界>という小テーマで43回、、、そして、<死についてのワーク>という大テーマで81回、、、続けてきましたが、いかがでしたか?
<死>が、すこしは身近なものに感じられてきたでしょうか、、、?
<死>は、彼方にあるものではなく、すぐそばに、<生>と融合してあるという感覚を伝えたいと考えてきました。
また、<死>を意識し、考え、感じてこそ、<生>が意味のあるものに、充実したものになるという考えかたに馴染んでほしいと思いました。
そうすると、<死>は、あなたから見える姿を変えるのです。
不安や恐怖から<死>を忌避すると、不気味な幻影が増幅されますが、、、付き合って親しくなると、友達のような姿を見せはじめます。
そして、、、<死>は、<わたし>を変えてくれます、、、眠りから目覚めさせてくれます。
眠りから目覚めへの<シフト>が起こってきます。
この<シフト>は、<わたし>の人生に一度だけ生じる、、、<死>からのプレゼントなのです。
(続く)
** 以上は、2016年8月25日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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