スピリチュアルレッスン121 : 死についてのワーク(80)死後の世界42ルドルフ・シュタイナー17 眼
スピリチュアルレッスン121 : 死についてのワーク(80)死後の世界42ルドルフ・シュタイナー17 眼
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前回は、<ルドルフ・シュタイナー16 反転のビジョン>を話しました。
1.<世界が反転する>ビジョンについて、シュタイナーはいろいろ語っている。
2.20世紀初頭でのある講演会で、シュタイナーは、聴衆に対してこんな質問を投げかけた、、、<みなさんは、宇宙とあなた自身との関係をどのようにとらえていますか?>。
3.そして、こんなふうに話を続けた、、、<おそらく、みなさんは、広大な宇宙があなた自身を取り巻いていると想像しているでしょう、、、無限の広大な宇宙と、宇宙とは比較にならないぐらいの小さなあなた自身、、、そのような宇宙とあなた自身との関係を簡単に言い表すと、球体と球心の関係図になりますね、、、>
4.<宇宙とわたし>は、<球体と球心>の関係図で表わされると言うのだが、、、約100年後の現代でも、わたしたちはそのように考えている、、、
5.シュタイナーは続けて言う、、、<いいでしょう、、、生きている時は、そういうビジョンがみなさんの共通理解になっているとして、では死後はどうなるでしょうか、、、あなた自身が死んだ後は、宇宙とあなたとの関係はどのようなものになるでしょうか、、、>
6.この問いに、シュタイナーは答える、、、<あなた自身が死んだ後は、宇宙とあなたが反転します、、、宇宙はそれまでのあなたのような球心になり、あなた自身はかっての宇宙のような球体になります、、、死後のあなたは点のような宇宙を包み込むのです、、、>
7.そして、このように結論づける、、、<宇宙とあなた自身を、無限大の球体と極小の球心との関係図と見るのは、現代科学のイリュージョンです。おそらく、数百年後には、そのような見方はまったく変わっているでしょう、、、>
この反転したビジョンは、死後にしか得られないのか、、、?
そうではないようです、、、生前でも得ることが可能なのです。
通常は、<わたし>は<宇宙>空間に包まれていると考えているが、自分の在りかたを変えてみると、<わたし>が<宇宙>を包んでいるような感覚になる、、、
フランスの作家ヴァレリーの著作<ムッシュー・テスト>のなかで、登場人物のエミリーテスト夫人がこんなセリフを言います、、、<あの人(テスト氏)の眼はほんとに美しい、あの眼は、眼に見える一切のものよりほんの少し大きい>
<眼に見える一切のものよりほんの少し大きい>という文言は、<わたし>が<宇宙>を包んでいるという感覚を意味しています。
<眼に見える一切のものよりほんの少し大きい眼>を想像してみてください、、、いま、あなたの眼が、眼に見える一切のものよりほんの少し大きい、、、と感じられるでしょうか、、、
その場合、<あなた>は、あなたの<眼>そのもので、あなたの身体は消しておいてください。
この反転したビジョンを生きることを、<わたし>は<死を所有して生きる>と表現することもあります。
では、そういう反転したビジョンを、死後ではなく、今、この生の世界で得るためには、どうすればよいか、、、
(続く)
** 以上は、2016年8月24日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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