スピリチュアルレッスン118 : 死についてのワーク(77)死後の世界39ルドルフ・シュタイナー14 アンドロギュノス
スピリチュアルレッスン118 : 死についてのワーク(77)死後の世界39ルドルフ・シュタイナー14 アンドロギュノス
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前回は、<ルドルフ・シュタイナー13 あなたのまなざし>を話しました。
1.<わたし>を見つめている<あなた>のまなざしを想像してみる、、、その<まなざし>にはなにが映っているか?
2.その折々のシチュエーションの景色が映っている、、、その景色には<あるもの>がどんな時でもいつも必ず映っている、、、その<あるもの>とはなにか?
3.それは<わたし>だ、、、<あなた>のまなざしに必ず映っているのは<わたし>だ。
4.だから、この瞬間に<あなた>のまなざしになってみる、、、さっきまで仲の良い友人とおしゃべりをしていたなら、その友人<あなた>のまなざしになってみる、、、
5.おしゃべりをしていた友人<あなた>の<まなざし>になってみると、その<まなざし>には、その時の<わたし>が映っている、、、
6.その時の友人<あなた>のまなざしからは、<わたし>の表情と<わたし>の背後の景色が見えるはずだ。
7.でも、それらは、<わたし>が直接見ることのできないものだ。
8.<わたし>が見ることのできない、<わたしと背後>の映像が、<あなた>のまなざしには映っている、、、
9.つまり、<わたし>の生涯に出会った無数の<あなた>の<まなざし>に、私の知らない<わたし>の世界が無数に集積している、、、
10.無数の<あなた>の<まなざし>のなかに存在する、私の知らない無数の<わたし>の集積、、、
11.この集積の全体に出会い、それを認め・理解し・味わうのが、シュタイナーの言う死後の世界における(反転の)追体験となる。
いったい、<あなた>というのは、なんでしょうか?
<わたし>にとって、<あなた>はなにを意味しているのでしょうか?
あたりまえに思っていた<わたし>が、次第に<謎>になっていくように、、、<あなた>も不思議な存在に見えてきます、、、
とともに、、、<あなた>とは、<わたし>の謎を解く重要なかぎだと感じるようになります、、、
これについてのヒントが、プラトンの対話編『饗宴』で描かれる<アンドロギュノス>にあります。
<アンドロギュノス>というのは、『饗宴』に登場する話者のひとりであるアリストファネスが語る原初の人間の姿です。
アリストファネスは、こんなふうに語っています。
<昔の人間(アンドロギュノス)は、今と違って、手が4本、足も4本、顔は2つで、今の人間が互いに背中合わせでひとつになったような形態をしていたが、人間の力が強くなったのを嫌った神々が、その力を弱めようと、2つに割ったために、今の人間になった、、、以来、2つに割られた人間は、失った半身を恋焦がれて彷徨うのだ、、、>と。
<失った半身を恋焦がれて彷徨う>というのは、、、みなさんもよく聞かれるでしょう、、、<ツインソール>や<赤い糸>などの伝説のことですね、、、
<失われた半身>は、、、<あなた>のことだ、、、と、想像してみましょう。
<わたし>の背中合わせに、失われた半身である<あなた>が張りついている、、、<わたし>と<あなた>が一体となっている姿が、、、アリストファネスの言う<アンドロギュノス>の姿であると、、、
(続く)
** 以上は、2016年8月3日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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