スピリチュアルレッスン117 : 死についてのワーク(76)死後の世界38ルドルフ・シュタイナー13 あなたのまなざし
スピリチュアルレッスン117 : 死についてのワーク(76)死後の世界38ルドルフ・シュタイナー13 あなたのまなざし
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前回は、<ルドルフ・シュタイナー12 まなざしの集積>を話しました。
1.<わたし>の誕生から今日まで、<わたし>に向けられた<あなた>(=きみ、おまえ、汝、ポチ?など)のまなざしの数々をふりかえってみる。
2.誕生後の光の満ち溢れた世界では、母親<あなた>が<わたし>を愛しそうに眺めている。
3.父親<あなた>が恐る恐る<わたし>に対面している。
4.小さな兄<あなた>が好奇心一杯で、<わたし>を覗きこんでいる。
5.幼少期には、一緒に遊んでいた子供<あなた>が、<わたし>の玩具をとりあげている。
6.学校に上がると、先生<あなた>が怖い顔で<わたし>を睨みつけている。
7.思春期になると、異性<あなた>からの視線を感じる。
8.成人してからは、会社の上司<あなた>から叱責され、ライバルからは敵視される。
9.<わたし>を見つけると眼を輝かせて飛びついてくる愛犬<あなた>のまなざしもある。
10.これらの<あなた>が、ひとりひとり個別に集積し、それらの無数のまなざしが<わたし>に向けられている。
11.このまなざしが、<わたし>をかたちづくってきたのだという思いに包まれる。
12.愛や好意のまなざしだけでなく、敵意や憎悪のまなざしも、<わたし>をこの世界に存在たらしめてきた。
13.そういう意味では、すべてのまなざしは、例外なく存在と同義の愛の志向に貫かれていると言っていい。
ここで、ちょっと想像してみましょう。
<わたし>を見つめている<あなた>のまなざしを想像してみましょう。
その<まなざし>にはなにが映っているでしょうか、、、
その折々のシチュエーションの景色が映っていますね、、、
でも、その景色には、<あるもの>が、どんな時でもいつも必ず映っています、、、
その<あるもの>とは、なんでしょうか、、、
それは、、、<わたし>ですね。
<あなた>のまなざしに必ず映っているのは、、、<わたし>です。
ですから、この一瞬に<あなた>のまなざしになってみましょう。
さっきまで、仲の良い友人とおしゃべりをしていたなら、その友人<あなた>のまなざしになってみましょう。
おしゃべりをしていた友人<あなた>の<まなざし>になってみると、その<まなざし>には、その時の<わたし>が映っていますね、、、
その時の友人<あなた>のまなざしからは、<わたし>の表情と、<わたし>の背後の景色が、見えるはずです。
でも、それらは、<わたし>が直接見ることのできないものです。
<わたし>が見ることのできない、<わたしと背後>の映像が、<あなた>のまなざしには映っている、、、
つまり、<わたし>の生涯に出会った無数の<あなた>の<まなざし>に、私の知らない<わたし>の世界が無数に集積している、、、
無数の<あなた>の<まなざし>のなかに存在する、私の知らない無数の<わたし>の集積、、、
この集積の全体に出会い、それを認め・理解し・味わうのが、シュタイナーの言う死後の世界における(反転の)追体験となるのです。
(続く)
** 以上は、2016年7月27日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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