スピリチュアルレッスン116 : 死についてのワーク（75）死後の世界37ルドルフ・シュタイナー12 まなざしの集積

スピリチュアルレッスン116 : 死についてのワーク（75）死後の世界37ルドルフ・シュタイナー12 まなざしの集積
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前回は、＜ルドルフ・シュタイナー１１　あなたとわたし＞を話しました。

１．死後、記憶の追体験のなかで、＜わたし＞と＜あなた＞との関係が反転することを、シュタイナーは語った。

２．このことは、、、＜わたし＞と＜あなた＞の関係が、生前から、ある本質的な意味合いを有していることを示唆している。

３．＜あなた＞とは、いったいどういう存在なのか、、、

４．自分の目の前にいる＜あなた＞、、、＜わたし＞を見つめている＜あなた＞、、、とは、、、

５．＜わたし＞は、誕生直後からいつも＜あなた＞から見つめられてきた。

６．２歳以前は、＜わたし＞は、まだ＜わたし＞を意識できない、、、

７．そのころの＜わたし＞が意識できたのは、＜わたし＞ではなく、＜あなた＞だ。

８．父母をはじめとする＜あなた＞に抱かれ、触られ（触覚）、声をかけられ（聴覚）、＜あなた＞（母親）の匂いをかぎ分け（嗅覚）、お乳をしゃぶり（味覚）、そして、＜あなた＞の視線を浴び続けて（視覚）きた。

９．五感を通じての＜あなた＞からのさまざまな働きかけによって、＜わたし＞はこの地に生存でき、こうした経験が＜わたし＞の形成につながる。

10．そうかえりみると、＜わたし＞は、＜あなた＞からの働きかけによって創造されたと言っても過言ではないかもしれない。

＜わたし＞の誕生から今日まで、＜わたし＞に向けられた＜あなた＞（＝きみ、おまえ、汝、ポチ？など）のまなざしの数々をふりかえってみましょう。

誕生後の光の満ち溢れた世界では、母親＜あなた＞が私を愛しそうに眺めています。

父親＜あなた＞が恐る恐る対面しています。

小さな兄＜あなた＞が好奇心一杯で覗きこんでいます。

幼少期には、一緒に遊んでいた子供＜あなた＞が、私の玩具をとりあげているでしょう。

学校に上がると、先生＜あなた＞が怖い顔で私を睨みつけています。

思春期になると、異性＜あなた＞からの視線を感じます。

成人してからは、会社の上司＜あなた＞から叱責され、ライバルからは敵視されます。

私を見つけると眼を輝かせて飛びついてくる愛犬＜あなた＞のまなざしもあります。

これらの＜あなた＞が、ひとりひとり個別に集積し、それらの無数のまなざしが私に向けられています。

このまなざしが、＜わたし＞をかたちづくってきたのだという思いに包まれます。

愛や好意のまなざしだけでなく、敵意や憎悪のまなざしも、私をこの世界に存在たらしめてきました。

そういう意味では、すべてのまなざしは、例外なく存在と同義の愛の志向に貫かれていると言っていいのでしょう。

（続く）

**　以上は、2016年7月20日配信＜スピリチュアルレッスン＞の再掲です　*

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