スピリチュアルレッスン110 : 死についてのワーク(69)死後の世界31:ルドルフ・シュタイナー6舐めるように見る
スピリチュアルレッスン110 : 死についてのワーク(69)死後の世界31:ルドルフ・シュタイナー6舐めるように見る
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前回は、<ルドルフ・シュタイナー5 記憶映像>を話しました。
1.誕生から現在までの記憶がすべて、<いま・ここ>に存在しているのだが、、、こんなことを想像してみる、、、
2.あなたが今見ている光景からスタートして、その映像をフラッシュバックするように過去にさかのぼり、現在から誕生の瞬間までの数十年の時の連続した映像を想像する。
3.次に、それらの映像のすべてが大容量のディスク1枚に保管されていると想像する。
4.そして、そのディスクのなかの映像を、今度は、誕生から現在までの連続映像として再生してみる、、、1時間の超早送りで、、、いや10分間で、、、10秒間で、、、
5.数十年分の映像を10秒間で再生できたとしても、私たちの通常の意識は、これをとらえることはできない、、、
6.しかし、時間を超えた意識が働いたならば、、、数十年分の映像を一瞬にして把握(はあく)できるだろう、、、
7.<記憶のパノラマ体験>をそんなふうに考えてみる、、、
このように、<記憶のパノラマ体験>には、<記憶の不思議さ>と<時間の不思議さ>があらわれているのですね。
<記憶の不思議さ>と<時間の不思議さ>、、、ということについて、解剖学者の三木成夫さんが、こんなことを言ってました。
・・・<舐(な)めるように見る>という言葉がある、、、
・・・幼児は、手当たり次第に舐めまくる、、、そして触りまくる、、、
・・・触ることと舐めることが幼児にとって最重要の学習だ、、、
・・・見るということは、この土台の上に築かれている、、、
・・・幼児期に十二分に触り舐めまくった経験があるからこそ、それを了解し、見ることができる、、、
・・・例えば、目の前にあるガラスのコップの優美な曲線や丸みのある縁どり、、、
・・・その視覚像に写る丸みは、乳幼児期に舐め回した記憶が充填(じゅうてん)されている、、、
つまり、、、眼の前にあるコップの視覚像には、乳幼児期の触る舐める経験が凝縮しているわけです。
実は、眼前のコップもそのほかのものも、、、触る舐めるだけではなく、、、また乳幼児期だけではなく、、、今まであなたが経験してきた全記憶が関わっています。
だからこそ、眼前のコップもそのほかのものも、あなたが認知できるものになっています。
あなたの目の前に広がっている世界には、、、あなたの全記憶が、、、過去のすべてが、、、消えて無くならないで、たたみこまれているのです。
(続く)
** 以上は、2016年6月8日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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