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スピリチュアルレッスン093 : 死についてのワーク(52)  死後の世界14 − プルーフオブヘブン9 脳に閉じ込められた自己

スピリチュアルレッスン093 : 死についてのワーク(52)  死後の世界14 − プルーフオブヘブン9 脳に閉じ込められた自己
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前回は、<死後の世界13:プルーフオブヘブン8-脳と意識>について話しました。


1.エベンさんは、意識と物質との関係について探求した結果、次のような認識に至った。

2.<意識は脳と深い関係があるが、同時に、意識は脳とは別個に独立して存在する>

3.上記の文言は重要なので、覚えておいてほしい。

4.<意識は脳から派生誕生したものであり、意識は脳とは別個に独立して存在できない>と考えるならば、<死後世界>は実在しないし、<自由>もあり得ない。

5.つまり、この認識にある限り、<生>の最大の障害としての<死>を超えることが不可能になるのだ。

6.最高に幸せな境遇にあっても、この幸せは永続しない、いつ壊れるかわからない、という不安を抱いている。

7.その不安の中心には、<死>が鎮座している。

8.<死>が、大きな顔をして、あなたを脅している根拠は、<脳>が消滅すると<意識>もともに消滅するという通念だ。

9.この問題をクリアしない限り、どんな幸せの外観も、不安の影を帯びざるおえない。



私たちは、生まれてこのかた、<科学的>という言葉のもとで、意識は脳の付随物であり、自我は脳のなかに存在すると教えられてきました。

ですから、自分という存在が、いつも、この小さな脳髄のなかに閉じ込められているという感覚を持っているのです。

自分を閉じ込めている、この脳髄という小さな空間にくらべて、身体の外に広がっている空間は気が遠くなるような広大さです。

半径百数十億光年という宇宙空間に比較すると、数十センチに満たない脳髄空間の極微さ、その極微空間に閉じ込められた自分という存在の卑小さには、自己の無力感がつきまといます、、、希望を失わせます。

<私>という個人は、死後は消滅し、宇宙のなかでは一ミクロンのほこりにも満たないような、、、世界にとってほとんど無意味な存在でしかない、、、

無意識のなかで、それを否定できないままに、、、また、そういうことを考えるのは人間の分際では無理ではないのかという感覚をいだいたままに、、、私たちは日々生きている、、、

つまり、意識しようがしまいが、根本のところで、キルケゴールの言う<絶望>のなかにいるのです。

この絶望が、無意識の奥底から、私たちの日常意識にも絶えず影を投げかけています。

ですから、意識が脳に依存していないこと、、、自分という者は脳髄のなかに閉じ込められていないこと、、、そういうことをしっかりと明らかな根拠で理解することは、この無意識の絶望から解放されるための一歩として、とても大切なことなのです。


数多(あまた)の臨死体験レポートや、量子物理学の研究成果や、古代からの神秘主義哲学などから、エベンさんは、脳生理学を新たな観点から見直し、意識と物質との関係についての認識を転換しました。

意識は脳の付随現象ではないこと、脳内の物質運動に還元することはできないこと、、、つまり、意識は脳とは独立した在りかたをしていること、、、を知ったのです。



(続く)



** 以上は、2016年1月27日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *



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