スピリチュアルレッスン092 : 死についてのワーク(51) 死後の世界13 − プルーフオブヘブン8 脳と意識
スピリチュアルレッスン092 : 死についてのワーク(51) 死後の世界13 − プルーフオブヘブン8 脳と意識
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前回は、<死後の世界12:プルーフオブヘブン7-真の科学的探究へ>について話しました。
1.かってのエベンさんは、科学的見地から、脳から離れて意識が存在するということは考えられなかった。
2.しかし、それは、<科学的>だと思い込んでいただけの話で、<科学>そのものではなかった、、、ということに、エベンさんは気づいた。
3.これまで、身近な患者の臨死体験話に耳を傾けず、まじめに受け取らなかったのは、単に自分の無知と怠慢に過ぎなかったとの自覚にいたった。
4.エベンさんは、はじめて、臨死体験に真摯な関心を持ち、膨大な臨死体験レポートの世界に入っていった。
5.エベンさんがこれまで興味も認知もしなかった、<彼方の世界>について、<此岸>と異質の実在世界が存在することの確信を深めていった。
6.この確信は、意識が脳に依存しない可能性があることを認めないわけにはいかなかった。
7.つまり、意識と物質との関係性についてのより深い理解が求められることとなった。
8.そして、意識と物質との関係性についての探求は、必然的に<量子物理学>に導かれることになるのだった。
エベンさんは、ニールスボーア、ハイゼンベルク、ド・ブロイ、シュレディンガー、Dボームなどの量子物理学者の探求の足跡を辿り、量子物理学における<観測者の問題>をはじめとする、意識と物質との関係についての研究成果を探索しました。
この探索の過程については、複雑になるので、ここでは取り上げません。
結論だけを述べておきましょう。
<意識は脳と深い関係があるが、同時に、意識は脳とは別個に独立して存在する>
この文言は重要ですので、覚えておいてください。
<意識は脳と深い関係があるが、同時に、意識は脳とは別個に独立して存在する>
なぜ、重要なのか、、、?
もしも、脳生理学分野で今も信じられているように、<意識は脳から派生誕生したものであり、意識は脳とは別個に独立して存在できない>と考えるならば、<死後世界>は実在しないし、<自由>もあり得ないからです。
つまり、このような認識に縛られている限り、<生>の最大の障害としての<死>を超えることが不可能になるのです。
<個>としての存在は無意味となり、個人が生きている根拠は<種>としての存在理由にすべて吸収されることになります。
こんなことを想像してみましょう、、、
あなたが最高に幸せな場面はどういうものでしょうか、、、ちょっと想像してみてください、、、
たとえば、念願かなってようやく取得した新居で、愛する家族が団欒(だんらん)している、そんな休日の午後、小さな庭続きのテラスの陽だまりのなかで幸せをかみしめている自分、、、しかし、ふとこの幸せが怖くなる、、、こんな幸せは長続きしない、いつか壊れるのではないか、、、という不安がよぎる、、、そうした映画のワンシーンのような光景、、、あなたも似た光景や感覚に覚えがあるでしょう。
しかし、その不安の底をのぞき見ようとはしない、、、不安が膨れ上がってまぎれもないその姿を現しそうでこわくなり、、、それを通り過ぎさせて、見ないようにする。
どんなに成功しても、、、どんなに裕福になっても、、、どんな夢が達成できても、、、意識の奥底では言葉にならない不安が蠢(うごめ)いている。
そうした経験は、あなたにもあるでしょう。
あなたが見たくない、不安の奥底にあるのはなんでしょうか?
それは、、、<死>です。
そして、<死>が不安の中央に鎮座し、大きな顔をして、あなたを脅している根拠は、<脳>が消滅すると<意識>もともに消滅するという通念にあります。
だから、この問題をクリアしない限り、どんな幸せな外観も、不安の影を帯びざるおえないのです。
(以前にも話したように、、、死についての認識が、ギリシアの哲人であるディオゲネスのように達観したものであれば、なにも言うことはありません、、、ディオゲネスは、死後生の有無について聞かれて、<自分はどちらでも構わない>と答えた、、、<もし、死後生があるのなら、ソクラテスと語り合えるかもしれないと思うとワクワクする、、、死後生が無いのなら、それは毎晩の眠りと同じことだから、それも願ったりだ、、、というのも、自分は一日の内で眠りにつく時ほど幸福感を感じることは無いからだ>と、、、こういう境地になれれば、人生の達人ですね、、、自在の境地です ⇒ SPレッスン080を参照)
(続く)
** 以上は、2016年1月20日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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