スピリチュアルレッスン091 : 死についてのワーク(50) 死後の世界12 − プルーフオブヘブン7 真の科学的探究へ
スピリチュアルレッスン091 : 死についてのワーク(50) 死後の世界12 − プルーフオブヘブン7 真の科学的探究へ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前回は、<死後の世界11:プルーフオブヘブン6-科学的という思いこみ>について話しました。
1.臨死体験以前のエベンさんは、一般の科学者や医師と同様に、臨死体験の内容は脳内幻想であり、それは患者の記憶や想像のたまものだと考えていた。
2.それについては、あらためて考えるまでもなく、彼にとっては科学的観点からみて自明のことだったからだ。
3.エベンさんは、そういうかっての自分を反省的に振りかえってみた。
4.当時の自分は、なにかが肉体の死を超えて生き永らえるという考えかたの信憑性を、いっさい受けいれようとしてこなかった。
5.また、自分は、疑り深い、骨の髄まで医師の典型というべき人間だったからわかるのだが、疑り深く見えている人々の大多数は、実際のところ、ほんとうの懐疑論者ではない。
6.ただ単に、そんなことは考えられないということを“知っている”つもりでいたのだ。
かってのエベンさんは、脳から離れて意識が存在するということは考えられなかった。
彼自身の信条もそうだし、周囲の医師たちや環境もそうでした。
しかし、それは、<科学的>だと思い込んでいただけの話で、<科学>そのものではなかった、、、ということに、エベンさんは気づきました。
ほんとうの<科学>は、<科学的>通念や<科学的>常識とされていることを、徹底的に疑うところからはじまるはずだ、、、
自分は、今まで知らず知らずの内に頭に刷り込まれてきた世界観に安住していただけのことではないのか、、、
これまで、身近な患者の臨死体験話に耳を傾けず、まじめに受け取らなかったことが、我ながら信じられないと言うまでにいたったのです。
エベンさんは、はじめて、臨死体験に真摯な関心を持ち、膨大な臨死体験レポートの世界に入っていきました。
それによって、エベンさん自身の臨死体験の内容が、より一層の広がりと深みを帯びるようになりました。
エベンさんがこれまで興味もなく認知もしなかった、<彼方の世界>について、<此岸(しがん)>とは異質の実在世界が存在することの確信を深めていったのです。
この確信は、意識が脳に依存しない可能性があることを認めないわけにはいきません。
つまり、意識と物質との関係性についてのより深い理解が求められます。
意識と物質との関係性についての科学的探求は、必然的に<量子物理学>に導かれることになります。
エベンさんは、ニールスボーア、ハイゼンベルク、ド・ブロイ、シュレディンガー、Dボームなどの量子物理学者の探求の足跡を辿ります。
<量子物理学>は、周知のように、<観測者の問題>というものがあります。
観測者の観測行為が、観測される対象に影響を及ぼすというものです。
つまり、それは、観測するという意識の影響下を離れて、対象の客観的姿を観測(計測)できないという事実を示しています。
(続く)
** 以上は、2016年1月13日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
** ニューズレター最新版の配信をご希望の方は、こちらからご登録ください
→
http://www.watashi-kigyou.com/mailmagazine.php