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スピリチュアルレッスン085 : 死についてのワーク(44)  死後の世界6 − プルーフオブヘブン1

スピリチュアルレッスン085 : 死についてのワーク(44)  死後の世界6 − プルーフオブヘブン1
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前回は、<死後の世界5:変容のプロセス>について話しました。


1.<毛虫→さなぎ→蝶>への変容について、昔から霊的な物語が付されてきた。

2.さなぎのなかで、成虫細胞と呼ばれる新しい細胞が生まれるが、免疫システムがそれを攻撃する。

3.成虫細胞は免疫システムに対抗し、免疫システムはやがて崩壊する。

4.繭に包まれて、死滅の危機のなかで、再生を待たなければならない。

5.<死>もふくめた<個>の変容について、、、ビジョンを信じ、それにあらかじめ備え、忍耐強く待つこと、、、<毛虫→さなぎ→蝶>のメタファーはそのことを教えてくれる。


これまで、EKロスさんによる<臨死体験>についての研究と、死についてのロスさんのビジョンをみてきました。

今回は、とてもユニークな内容を持つ、<臨死体験記>の比較的最近の事例を取り上げます。

エベン・アレグザンダー氏の『プルーフオブヘブン』という書です。

原著は2012年に刊行され、米国で200万部を超えるベストセラーになりました。

日本語訳は2014年に刊行されました。

そして、昨年(2014年)11月には、『アンビリバボー』(フジTV+たけし)の番組で、この内容が放映されたので、ご存知の方も多いでしょう。

放映内容は臨死体験の内容をドラマ風に映像化したもので、それに加えて本人や専門家へのインタビューで構成されており、全体にわかりやすくまとめられていました。


臨死体験本というのは、1990年前後から数多く出ています。

日本では立花隆さん、米国ではレイモンドムーディさんが代表的な研究者で、彼らのレポートは多くの事例を網羅しており、今では臨死体験事例はありふれたものになっています。

しかし、そういう中でも、エベンさんの事例はとてもユニークな際立った特徴が見られるのです。


ユニークだということのひとつは、臨死体験の原因となったのが、<細菌性髄膜炎>という脳の病だったことです。

この病で大脳皮質が仮死状態にあったために、従来のように臨死体験を脳内現象と断定することができなかったというところが注目すべき点です。


ふたつめは、エベンさんが脳神経外科医だという点です。

脳神経外科医の世界的権威で、自身の臨死体験と脳との関係を科学的に語るに最適な人だったのです。

このようなふたつのポイントが揃っている事例は他にありませんでした。

そして、このことから、<臨死体験は脳が生み出した幻想である>という科学者の定説が覆される可能性が出たからです。

ですから、ベストセラーになりTV放映もされたのでしょう。



(続く)



** 以上は、2015年11月11日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *

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