スピリチュアルレッスン074 : 死についてのワーク(33) グリーフワー4 - 涙
スピリチュアルレッスン074 : 死についてのワーク(33) グリーフワー4 - 涙
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前回は、死についてのワーク<グリーフワーク:悔恨>について話しました。
1.葬儀を終え、いつもの日常が戻ってくると、<悔恨>の情におそわれる。
2.あの時ああすればよかったのに、、、こう言えばよかったのに、、、と悔しく思う気持ちが、いつまでも繰りかえされる。
3.誰かが、あの場合は他に仕様がなかったのだから、<悔恨>する必要などないと言っても、当人のなぐさめにならない。
4.当人には<悔恨>が必要な場合があり、それが喪失の空白を埋め合わせているから。
5.しかし、<悔恨>を認めるとともに、<悔恨>と和解することも大切だ。
6.そのためには、悔やむ自分を許すこと。
7.心のなかでは、今でも、愛する人になんでも伝えることができる、、、ごめんなさい、、、私を許してね、、、、愛している、、、ありがとう、、、そう伝えるのに遅すぎるということはない。
悲しみや悔恨と同様に、<涙>もグリーフワークには付きものです。
悲しい時には悲しみぬくことが大切だと語ったロスさんは、涙についても、涙をこらえて泣くのを我慢するよりも、涙を流して泣いたほうが良い、、、涙はもっとも効果のある癒しの方法のひとつだ、、、と言います。
ところが、残念なことに、この適切な感情の放出をさまたげる社会的かつ心理的な制約が、世間の常識になっている。
人前では泣いてはいけない、、、取り乱して他人に不快な思いをさせてはならない、、、etc.
こうした抑制が、心の中で自動的に働き、涙を人為的に止める。
人為的に止められた涙は、内向して鬱屈に向かう。
それは、どこかでなんらかの形でバランスを求めてくるが、それまではひずみのようなものとなって隠れている。
まったく関係のないほんのささいなできごとの折に、その隠れたものが奔出して、自分でもわけのわからないまま涙があふれだし、びっくりすることがある。
だから、できることなら、短時間でも、泣きたい時に泣くようにすると、悲しみは鬱屈しないで解消される。
あるホスピスの看護人は、末期の患者が亡くなると、その都度、泣ける場所に行って、思い切り泣いていた、、、
そうすることで、悲しみを引きずらないで、また仕事に向かうことができた、、、
もし泣くことができなかったなら、放出されるべき涙はたまりにたまって、その蓄積に押しつぶされていただろう、、、
すくなくとも、本人はそう考えていたと言うのです。
そして、ロスさんは、こう語ります。
涙は人生のシンボルであり、すばらしい治癒の贈りものだ、、、あなたに代わって誰かが泣くことはできない、、、あなた自身が泣き、涙を流さなければならない、、、
(続く)
** 以上は、2015年8月19日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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