スピリチュアルレッスン049 : 死についてのワーク(8) 許しのワーク
スピリチュアルレッスン049 : 死についてのワーク(8) 許しのワーク
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前々回のスピリチュアルレッスン047は、<一度死んでみよう余命6ヶ月>シミュレーションプログラムの <永久の別れの手紙> についてでした。
今回は、その続き <許しのワーク> です。
これまでの人生のなかで、誰でも、人から傷つけられたり、、、人を傷つけたり、、、しています。
トラウマになって時折、それがうずくこともあるでしょう。
でも、恨みも罪悪感も、死線を越えて持っていきたくはないですね。
そのために、<許しのワーク>をしましょう。
これは、トゲを抜くような作業です。
まず、<傷つけられたこと>からはじめます。
誰かから傷つけられたことによって刺さったトゲを抜きます。
このトゲは、2つのものから成り立っています。
ひとつは、私を傷つけた<人>です。
もうひとつは、傷つけられたことによって生じた<感情>です。
例えば、、、
10年前の昔、Aさんに裏切られて、その時怒りを感じたとします。
怒りから憎しみが生まれ、憎しみが復讐の念に成長することがあります。
Aさん ー(裏切り)→ 私 Aさん ←(復讐)―― 私
この二つの → で表わされるドラマが、私の内面でくすぶりつづけます。
この場合、現実のAさんは、私が憎んでいるAさんとは異なるのです。
私の内面でドラマを演じているAさんは、私の感情が投影された、私の影です。
このAさん像のリアリティをつくりあげているのは、私の感情です。
そして、そのAさん像が、私の感情を持続させています。
Aさん像と私の感情は、互いに持ちつ持たれつの関係にあります。
この内部ドラマが重くなり、外部に表現されると、心身の病になることがあります。
このような例にみられるトラウマから解放され、自由になるために、どのようにすればいいのか。
次のようにします。
1.記憶の中から、傷つけられたことをひとつ選びだします。
2.その過去のシーンを鮮明に思い起こします。
3.その時に感じた感情を再現します。
4.そして、その感情を十分に味わいます。
5.想像のなかで、相手に対して、その感情を冷静に伝えます。
6.すべて十分に伝え終わったなら、つぎのように言います。
『このことは、これで終わりにします。私は傷つき苦しみましたが、もしかすると、あなたもそうだったのかもしれません。でも、それはもうどうでもよいことです。私はこれで終わりにして、自由になりたいのです。ですから、あなたを許します。200%許します。同時に、私自身をも許します。傷つき苦しむことを選んだ自分自身を許します。これで終わりです。私は前に進みます。』
7.ひとつのことが終わったなら、次にまたひとつ選びます。
そして、同じ作業を繰り返します。
傷ついた経験をひとつづつ取り上げていきます。
最初は時間がかかりますが、慣れてくると、だんだん早くなります。
次回は、<許しのワーク>の続編、人を傷つけたという<罪悪感>をあつかいます。
大久保忠男
** 以上は、2015年2月11日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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