スピリチュアルレッスン043 : 死のワーク(3) 医療処置確認シート
スピリチュアルレッスン043 : 死のワーク(3) 医療処置確認シート
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前回は、<一度死んでみよう、余命6か月>シミュレーションプログラムの『第2回:医療&QOL(クォリティオブライフ)』のなかの<医療シーン>の話をしました。
今回は、その続きで、<医療処置確認シート>を話します。
主治医に、治療方針について、同意書に署名する前に、疑問点を整理して、納得できるまで聞くことが大切だと言いました。
こうした質問に対して、主治医から納得できる回答が得られなければ、また、主治医とは違った観点から知りたい場合は、セカンドオピニオンをさがすことになります。
こうして、基本的な治療の流れが決まっていきますが、なかには、西洋医学よりも、漢方や鍼灸やホメオパシーなどの代替医療を好む人も多いでしょう。
また、びわの葉療法やゲルソン療法、断食療法、玄米食療法などの民間療法を求める人も増えています。
ヨガ瞑想などのメンタル療法もあります。
このように、西洋医学を筆頭に、数多くの療法が混在していますが、どれを選択するのかを決めるのは、自分自身です。
民間療法は、一般には信憑性がないとされていますが、いまや、標準治療自体が当の専門家から信憑性がないと糾弾されています。
治療も治癒も、医者のものでなく、自分のものという自覚が大切になってきたのです。
さて、このテーマに深入りすると、きりがなくなりますので、このへんで切り上げます。
前回と今回述べた医療シーンにおけるポイントを整理しておきましょう。
(1)主治医から宣告された時は、往々にして、ショックで頭が真っ白になること。
(2)治療方針についての主治医からの説明に続く同意書への署名はすぐにしないで、時間を置くこと。
(3)治療方針についての主治医の説明に対しては、それによって蒙るリスクや副作用、他の治療と比較してのメリットデメリットなど、質問・疑問点を整理して主治医に回答を求めること。
(4)場合によっては、セカンドオピニオンを利用すること。
(5)代替療法や民間療法も含めて、治療も治癒も、医者のものではなく自分のものだという自覚が大切なこと。
用意したノートに、これらの5点について、自分の場合はこうするというポイントを書いてみてください。
それに加えて、下記の事項も書きとめておくといいでしょう。
それは、最終局面での選択について、、、です。
特に、延命処置について、、、
人工呼吸器や胃ろうなど、いろんな延命処置がありますが、いざという時に、それらを望むか望まないか、、、を選択します。
この選択意思を、きちんと形にしたい場合は、日本尊厳死協会の宣言書(リヴィングウイル)を利用します。
以上が、将来の医療シーンに対する備忘録となります。
これを、<医療処置確認シート>と呼びます。
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次回に続く。
大久保忠男
** 以上は、2014年8月27日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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