スピリチュアルレッスン042 : 死のワーク(2) 医療シーン
スピリチュアルレッスン042 : 死のワーク(2) 医療シーン
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前回は、<一度死んでみよう、余命6か月>シミュレーションプログラムの『第1回:オリエンテーション』を話しました。
今回は、『第2回:医療&QOL(クォリティオブライフ)』のなかの<医療シーン>について、いくつかのポイントを紹介します。
まず、一冊のノートを用意してください。
そのノートを使って、これから、ワークをたびたびやります。
また、気づいたことがあれば、書きとめておきましょう。
今回の<医療シーン>では、スピリチュアル面ではなく、実際的なアドバイスをとりあげます。
そのときの状況を想像しながら、疑似体験してみてください。
まずは、この場面です。
自分が、末期がんだと宣告された場合のことを、想像してみましょう。
検査の結果を主治医から宣告される光景です。
そして、余命6ヶ月と告げられます。
さて、、、現実に、そういう場面に遭遇すると、たいていは、ショックで頭が真っ白になるでしょう。
なにも考えられません。
足元の地面が崩れ落ちるような感覚を味わいます。
立っていられなくなります。
これは、同伴する家族も同じです。
そういうシーンに続いて、さらに、想像を進めましょう、、、
宣告に続いて、主治医から、治療方針についての説明があります。
現在は、国の定めた標準治療というものがあり、つぎの3つがそれに指定されています。
手術と抗がん剤と放射線治療です。
(これらの治療方法については、専門家の間で賛否両論があり、多くの本が出ていますが、ここでは、そういうことにはふれません。)
たいていは、主治医の専門の治療法が勧められます。
治療方針などの説明が終わると、「なにか質問はありますか?」と聞かれます。
医師には、インフォームドコンセントが課せられているので、患者と家族には十分な説明をしなければならないのです。
すると、、、どういう反応をするでしょうか??
患者本人(つまり、あなた)も家族もなにを質問していいのかわからない、、、というのが、よくあるパターンです。
衝撃と不安が交錯するばかりで、落ち着いて考えることができないからです。
しかし、質問が無ければ、異論が無いということで、同意書への署名が求められます。
それに対して、何も考えないで署名してしまうと、病院任せ医者任せの<お任せ医療>になってしまうのです。
あとでなにが起ころうと、それを引き受けるのは自分でしかないということになります。
、、、通常は、こんな状況に陥りやすいのです。
さて、この場合、同意書にはすぐにサインするのではなく、時間を置くことが必要です。
書類や説明書をいったん持ち帰って、家族と十分相談しないといけない、、、
十分吟味した上で、あらためて、主治医に疑問点をただせるように準備をしておく、、、
勧められた治療についてのメリットとデメリットはなにか、、、
どのような副作用や危険性があるのか、、、
他の治療方法の可能性はないのか、、、
それらと比較して、どうなのか、、、
などなど、、、
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次回に続く。
大久保忠男
** 以上は、2014年8月20日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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