スピリチュアルレッスン023 : ダークサイドとの対決
前回は、<内と外>について話しました。
わたしの人生は、わたしの<内>にしか存在しない、、、<外>からみた、わたしの人生は、他者にとっての風景でしかない、、、
そう考えることができれば、<わたし>は、他の誰でもなく、<わたし>自身を生きようとしはじめる、、、と。
さて、このスピリチュアルレッスンは、これまで、ポジティブ思考のトレーニングを重ねてきました。
1回目<就寝時のおしゃべりをやめる>から、前回(22回目)<内と外>まで、ポジティブ思考のエッセンスを語ってきました。
ここでちょっと復習しておきましょう。
1回目<就寝時のおしゃべりをやめる>は、まず最初に実践すべき重要なレッスンでしたね。
それから、<笑いの効用>や<朝一番の工夫>についてふれました。
<イメトレ>の実践については、いくつかの方法を紹介しました。
<思考>や<言葉>や<行動>の扱いかたも話しました。
<在ることの選択>や<感謝>についての理解も深めました。
最後に<内と外>にたどり着きました。
これまでの22回分は、ポジティブ志向ということもあり、総じて、気軽に気楽に学ぶことができる内容だと言えます。
スピリチュアルレッスンの<基礎編>と言ってもいいでしょう。
しかし一方で、こういうことが起こってこないでしょうか。
ポジティブ思考のトレーニングを続けていると、自分の周りにポジティブな世界が広がっていきますが、、、
ポジティブな世界が広がれば広がるほど、それとは反対のネガティブな部分が凝縮して、浮かび上がってくる、、、
それまでは、ポジティブとネガティブが混じり合ってぼんやりしていた光景が、仕分けされてくるのです。
グレー一色だった世界が、白と黒とに色分けされてくるような感じです。
汚れたガラス窓を磨いていると、全体がきれいになるにつれて、隅っこのこびりついてとれない汚れやひび割れなどが、目につきはじめるようなものです。
例えば、このように思ったり感じたりしないでしょうか。
ポジティブ思考を続けても、消えないトラウマがある、、、
幸せな気分でいると、インナーチャイルド(内なる子供)が「自分は認めない」と叫びはじめる、、、
ポジティブになればなるほど、深夜に目覚めたときなど、自分でも判然としない不安に襲われる、、、
失職したとき、、、重い病に倒れたとき、、、愛する者と別れたとき、、、そのような決定的な事件に直面したとき、ポジティブ思考の力の無さを痛感する、、、
<外>に悲劇が生じれば、<内>は怒りや悲しみに満ちあふれる、、、
そういうときは、、、<外>がどうであろうと、<内>が幸せであり、平和であることを選択する、、、というような話は、絵空事にすぎないではないか、、、
、、、と、こんなふうに思えてこないでしょうか。
心のなかには、さまざまなものがうごめいています。
ポジティブ思考で空高く舞い上がろうとすると、多くのものが喜んで一緒についてきますが、舞い上がれないものが、自分を見捨てないでくれと叫んでいるのです。
これまでポジティブ面にフォーカスしてきたため、無視されたネガティブ面が反乱を起こしているのです。
見方を変えれば、それは、、、ポジティブ・トレーニングを経ることで、ようやく、ネガティブな世界に直面する準備ができたことを物語っています。
ルーク・スカイウォーカーの・・・ダークサイドとの対決・・・ですね。
次回からは、ネガティブ面についてのスピリチュアルレッスンを話します。
大久保忠男
** 以上は、2014年3月5日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
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