スピリチュアルレッスン016 : 在りかたを選ぶ
前回、<行動の誤解>について話しました。
あなたの行動は見えない力に操られていないか、、、
行動自体が目的となり、行動に追われて、惰性的な行動を繰り返していないか、、、
行動の結果としてあなたの在りかたが決まるのではなく、あなたの在りかたから行動が生まれる、、、
幸せになろうと努力する必要はなく、単に幸せで在ればいい、、、etc.,
今回は、<在りかたを選ぶ>について、もうすこし詳しく話します。
今までは、、、
<幸せになる>ために、なにかをしなければならないと考えてきました。
・・・経済的に裕福になる
・・・結婚する
・・・家庭を持つ
・・・成功する
・・・健康を保つ
・・・etc.,
そのために努力する、、、がんばる、、、
その結果として<幸せになる>、、、
つまり、
努力する(一生懸命働く)
→ (すると)裕福になり必要なものが得られる
→ (したがって)幸せになる
、、、というプロセスが、自分の思考の中に、至極当然の常識のように刻みこまれていないでしょうか、、、
このようなプロセスは、一種の信仰のようなものです。
世間の誰もが疑わない<世俗信仰>といってもよいでしょう。
プロセスが破綻しない限り、わたしたち信者はこの信仰に生きています。
しかし、プロセスが破綻すると、信仰に亀裂がはいります。
一生懸命働いたにもかかわらず、事業が倒産して借金をかかえる、、、
健康に留意していたのに、重い病にかかる、、、
突然、家族の者が事故にあう、、、
<幸せ>へのプロセスが中断し、<不幸せ>へのプロセスがはじまる、、、
またしばらくすると、逆の現象が起こり、そのシーソーゲームが繰り返される、、、
波間に浮かぶ小船のように、<できごと>によって、<幸せ>と<不幸せ>の間を漂うのです。
そして、<できごと>に翻弄されることに愛想が尽きたとき、(白昼夢のような)夢から覚めます。
目覚めると、意志がはたらきはじめ、<在りかたを選択する>ことができるようになります。
在りかたを選択できるようになると、プロセスは次のように変化します。
(まず)幸せでいる → (すると)楽しく暮す・働く → (したがって)ワクワクするものや楽しい仲間が増える
このように、今までの習慣を反転させること、、、
今までは、、、する(doing)→持つ(having)→在る(being)
これからは、、、在る(being)→する(doing)→持つ(having)
<幸せ>は単なる感情の問題ではない、、、それは、<幸せで在る>ことを選ぶという、意志にかかわるものです。
感情は、<反応(リアクション)>に支配されていますが、、、<在りかた>は、反応(リアクション)ではなく、意識的な選択です。
いかなる条件もつけないで、あなたは、あなたの<在りかた>を選択できるのです。
<幸せで在る>ことも、<自由で在る>ことも、<平和で在る>ことも、<穏やかで在る>ことも、<勇気で在る>ことも、<信頼で在る>ことも、<生命で在る>ことも、<真の自分で在る>ことも、<愛で在る>ことも、、、
これに気づくことが、自分自身の現実を創造する重要な一歩となります。
中村天風さんは、こんなことを言っていました。
「たくさんの人がわたしにお礼を言ってくれる。
天風先生の教えのおかげで、事業がうまくいき、裕福になりました、幸せです、ありがとうございました。
天風先生の教えのおかげで、長患いが治りました、幸せです、感謝します。
天風先生の教えのおかげで、、、などなど、、、
そういうお礼を聞くたびに、わたしはがっかりする。
なぜ、こんなふうに言ってくれる人がいないのか、、、
事業はまだ不調で借金だらけですが、天風先生の教えのおかげで、日々幸せにくらせています。
病状は良くなっていないですが、天風先生の教えのおかげで、元気に幸せにしています、、、と。」
さて、在りかたを選択する際、もっとも強力な助っ人は、<感謝>です。
次回スピリチュアルレッスンは、<感謝>について話します。
大久保忠男
** 以上は、2014年1月22日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
** ニューズレター最新版の配信をご希望の方は、こちらからご登録ください
→
http://www.watashi-kigyou.com/mailmagazine.php