起業相談FAQ
個人事業主で始めて、途中から株式会社など法人化する(=法人成り)方法もあると聞きました。この場合、法人化はどのタイミングがいいのでしょうか?
法人化することにはいくつかメリットがあります。
代表的なものの1つは社会的信用から。例えば、取引先として大企業を相手にする際には、個人事業よりも法人のほうが好まれる傾向があります。
そして事業継承。株式会社の社長が次期社長へ交代する場合は、代表取締役の変更登記を法務局で行えばいいのですが、もしもこれが個人事業の場合は、お店の備品なども相続になり、煩雑です。
そしてもう1つが節税です。日本は所得が多くなればなるほど税金も高くなるという、いわゆる累進課税です。では、いくら売り上げたら法人化するのがいいか?と問いかけたくなると思いますが、これはそれぞれの事業の利益がどれくらい出ているか、家族構成がどうなっているかなど、人それぞれで変わってきます。
法人化のタイミングは、これらのメリットと事業の規模、進み具合等、総合的に考えてから決めるとよいでしょう。一度税理士など専門家に相談してみることをお勧めします。