あなたはこれから始めようとしている事業内容について誰かに正確に伝えることができますか。
たしかに、あなた自身の頭の中には事業に対する夢や情熱がたくさん詰まっていて、何となく事業の全体像のイメージができているかもしれません。ただ、他の人に説明するとなると、具体的な言葉や数字が案外出てこない可能性もあります。
独立開業の夢が頭の中でイメージできたら、次は自分の描く事業のイメージを具体的に文字や数字にして紙に書き上げて「事業計画書」を作成してみましょう。
事業に対する思いや夢を、どのようにして実現していくかを、第三者でもわかるように具体的に書きあらわしたものが事業計画書です。
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「事業計画書」と聞くと、「そんなむずかしいものは書けるわけがない」などと思われる人もいるかもしれません。
しかし事業計画書は、それほど大げさなものではありません。また、「こうでなければならない」といった形式や様式などもとくにはありません。自由につくってもらってかまいません。最初はメモのようなものから始めてもいいでしょう。
ただし、自由で決まりがないからといって、おろそかにしてはいけません。どんなことでも、事前にしっかりとした計画が必要です。事業を起こすときも同じことです。極端な言い方をすれば、しっかりとした事業計画を立てることができれば、それでほぼ独立開業の成否は決まったも同然といえるほど、大切なものです。
とはいえ、最初から完璧なものをめざす必要もありません。まずはイメージを具体的な数字や言葉に落とし込んでみるという作業自体が大切ともいえます。
事業計画書は、何度も書き直すうちに、自分が本当にやりたいことや事業の成功する可能性などがはっきりしてきます。自分の事業が本当に実現可能なのかを確認する意味でも、事業計画書の作成は必要なのです。
また、事業計画書は、金融機関や事業の協力者への説明の際に必要となります。
事業の概要 |
どのような事業を行ない、どのような商品・サービスを誰に提供するかetc |
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背 景 |
どうしてその事業を始めようと思ったのかetc |
セールスポイント |
商品(サービス)の特徴や魅力、同業他社との違いは何かetc |
商品(サービス)の概要 |
どのような商品(サービス)をいくらで提供するのかetc |
経験(ノウハウ) |
その事業に必要な経験や能力、ノウハウがあるか。必要な資格を持っているかetc |
ターゲット |
ターゲットとする顧客層、市場規模、同業他社の状況etc |
人 脈 |
必要な人脈があるかetc |
販売・宣伝の方法 |
販売・宣伝をどうするか(実店舗、通信販売、インターネットなど)etc |
問 題 点 |
資金、技術、ノウハウ、人材、人脈など問題点はあるかetc |
なお、「関連リンク集」にある「女性と仕事の未来館」においては、事業計画入門等、起業支援セミナーを開催しています。