起業相談FAQ
従業員を採用するときに注意することはありますか?
優秀な人材を雇用することは、会社にとって重要なことですが、どんな人材が優秀かは、業種や担当部署によって異なります。まずはどんな人材が必要なのかを明確にしましょう。例えば企画会社なら独創的な発想ができる人だとか、洋品店の販売員ならコミュニケーション能力に長けた人、事務の人ならパソコンスキルのある人など。また、採用募集は公共職業安定所(ハローワーク)の活用はもちろんのこと従来の求人情報紙への募集広告のほかに、最近ではインターネットを使った募集広告を出すことができます。また自社のホームページに求人募集を掲載するのもよいでしょう。
また、従業員の採用に際して、試用期間を設けることもあります。これは新規採用者を一定の期間、実務に従事させて、その間の行動や習得意欲を観察して、業務への適性を判断しようとするためのものです。一面、この期間は新規採用者に入門的な知識を習得させたり、体験を通じて研修させる期間でもあります。
「試用」は労働契約に付随する特別な契約で、新規採用者に対して自動的に伴うものではないので注意が必要です。あくまで両者の合意によって成り立つもので、労働契約にその旨を明らかにしておく必要があります。試用期間も通常は1ヶ月から3ヶ月の範囲が適当とみなされています。