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メンタルヘルス・ケア事業(きっかけ)
( その他, 商品・サービス )  11月07日

みなさん、こんにちは。

突然ですが「メンタルヘルス」という言葉。
耳にされたことはありますか?

最近では“うつ病”などの心の病も急増しているため、頻繁に聞かれるようになってきました。

私(弊社)では人材開発に加え、メンタルヘルス・ケアも行っています。

法人企業に提供するメンタルヘルス・ケア(サービス)というと、社員ひとりひとりがイキイキと働くための職場環境づくりをお手伝いすることです。

そのために何を行うか?・・・は、次号で詳しくお話しますね。

今回は「なぜ、メンタルヘルス・ケアを事業の1つとして行うようになったのか!?」をお話しします。

もともとこの業界の経験が長かったわけではありません。
むしろ今までやってきた仕事の中では、経験が一番浅い分野になります。

志したルーツをたどると、リクルートで働いていた頃・・・
(まだ、メンタルヘルスという言葉が聞きなれない10年以上も前の話です)
私は、法人企業に対して、求人広告の営業を行っていました。

3ヶ月を1つの期間として、目標数字を追いかける日々。

新規獲得はもちろん、既存のお客様から依頼本数が増えたり、広告のスペースアップなどがあると、それが売上となって営業成績につながります。

お客様に、「良い人材が採用できた!ありがとう!!」の言葉が、やりがいを感じる瞬間。

しかし、そ、そ、そうなると、辞める人が出ない限り、求人の依頼も頂けない。
嬉しいような、悲しいような(汗)。

こんなお客様がいました。

店舗Aは、好立地、給料も良い、清潔感もある、保養所や施設割引などの福利厚生も充実・・・働く条件としては申し分のない求人です。

当然たくさんの応募がくる。

しかし、どうしてなのか新しい人が入ると、数ヶ月と持たずにすぐ辞めてしまう。
数ヶ月どころか、わずか2、3日なんてことも。

「???」。

辞める理由も「一身上の都合」とはっきりしない。または、突然来なくなったり。
そんな状況もあって、店舗Aは頻繁に求人を行っていました。(ありがたい・・・笑)。

一方店舗Bは、駅からも遠く、給料も地域平均では安い、お店もけっしてオシャレとは言えない、特別な福利厚生もない・・・
応募はたったの1、2件で、少ない中からなんとか採用。

条件だけみれば、店舗Bの方がよっぽど人が辞めそうなのに~

9_cup.jpg

でも、辞めない。

「???」。

思えば店舗Bは、年間に1回求人を出す程度。
久しぶりに依頼があったと思ったら、「大学生が卒業しちゃうから~」「結婚して、引越ししちゃう人がいるから~」など、納得の理由。

お金をもらって仕事をする以上、勤務条件は良いにこしたことはない。

そのためお客様にも、「もっとこういう内容を記載した方が~」とか、「印象の良い写真を使うとか~」など、応募件数を上げるために、さまざまなアドバイスをします。

そして、たくさんの企業(求人)をお手伝いする中で、感じたこと・・・。
「求人広告からは見えてこない内部状況こそに、人材が定着する重要な要素が隠れているのではないか?」

最近では、更に人材開発(研修)の現場でも、こんな受講生をよく見かけます。

受講生Aは、目をキラキラと輝かせながら、意欲的に参加。
受講生Bは、時計や外を眺めてばかり。疲れきった表情で、声も小さい。

個人のキャラクターはあるにせよ、同じような年齢、職歴、役職のはずなのに・・・

「???」。

これでは同じ研修をしても、受講生Aの方がずっと吸収度は高いはず。

「受講生Bのような人もモチベーション高め、スキルを身につけさせるのがプロの仕事だろうっ!」という人もいるかもしれません。

しかし研修は限られた日数・限られた時間。
しかも研修プログラムはゴール・目的が明確。
個人に合わせて、あれもこれも完璧なレベルに仕上げるとはいきません。

そして、たくさんの企業(研修)をお手伝いする中で、感じたこと・・・。
「職場環境(人間関係)の中に、個人のキャリア開発に影響する重要な要素が隠れているのではないか?」

企業の収益・CS向上には、人材の採用・育成は不可欠・・・これは、当たり前に考えるでしょう。

しかし、それには“人がそこで働きたい、そこで成長したい”と思える土壌が必要だと思うのです。

企業によっては、画一的にスキル・知識強化を推進する以前に、深刻な職場環境の改善や社員のメンタル面のサポートに注力した方が良い場合もあります。

採用した人材を育成していく中で、必要となるメンタルヘルス・ケアを行っていく。
採用→育成→メンタルヘルス・ケアを、輪を描くように円環的にサポートしていけたら・・・
これが、私(弊社)のコンセプトにもなっています。

自分の今までの仕事を振り返っても、営業で目標数字がいかない時、お客様に怒られた時、プライベートでうまくいかなかった時・・・ひとり思い悩む辛い時期がありました。

結果的には、なんとか乗り切ることはできましたが、これはたまたまであって、ラッキーにしか過ぎないことです。
(個人の“たまたま”や“ラッキー”に依存している企業が多いのではないでしょうか!?)

メンタルヘルス・ケアを行うことで、すべてを解決できることではありません。

とは言え、自分自身の実経験とたくさんの企業をお手伝いする中で“メンタルヘルス・ケア”の重要性を感じ、会社・社員ひとりひとりが“心の健康”にも目を向けることが、人材の定着・知識・スキル向上の相乗効果となりえると確信したからです。

そこからはメンタルヘルス・ケアに必要な知識や資格をあれこれと調べ、社団法人日本産業カウンセラー協会を知りました。

カウンセラー養成講座に半年間通学。授業は傾聴を主としたロールプレイングが中心。
実技試験は幸いに免除になったため、その後に学科を受験。
年1回しか受験できないので、それはもう猛勉強(笑)。
無事合格し、カウンセラーの資格を取得しました。

<メンター吉枝さんへの質問>
今までご自身の専門分野以外で、相乗効果を期待して学習された分野はありますか?

 

この記事へのコメント
 Posted by 中野澄子 [ 投稿日時 :11月12日 ]

寒くなりましたね〜。

 

応援団の中野です。寒くなりましたね〜。
いよいよ、うちの近所の多摩丘陵でも紅葉が始まりました。
さてメンタルヘルスにちょっと関係してですが、
就職活動をするときって、一生懸命、
その会社の内情をインターネットで検索して調べようと
するのだけれど、会社の内部情報はほとんど無いんですよね。
せいぜい、2ちゃんねるぐらい、、、。
会社のサイトに、社長インタビューとかの映像があっても、
あくまでも表向きの顔なので、本当の人柄はわかりません。
私の親戚の若い子は、あまり時給的にはよくない歯医者さんの
歯科助手として、喜んで働いています。
なんでも院長さん(女性)の人柄がよくて、
職場の雰囲気もよくて、居心地がいいのだとか、、、。
結局、1日の大半を過ごす職場は、
ある程度、心地よい人間関係がなければ、
とても続けられないということでしょうかね。

 

応援団の中野です。寒くなりましたね〜。Laughing

いよいよ、うちの近所の多摩丘陵でも紅葉が始まりました。

 

さてメンタルヘルスにちょっと関係してですが、

就職活動をするときって、一生懸命、

その会社の内情をインターネットで検索して調べようと

するのだけれど、会社の内部情報はほとんど無いんですよね。

せいぜい、2ちゃんねるぐらい、、、。

会社のサイトに、社長インタビューとかの映像があっても、

あくまでも表向きの顔なので、本当の人柄はわかりません。Cool

 

私の親戚の若い子は、あまりお給料的にはよくない歯医者さんの

歯科助手として、喜んで働いています。

なんでも院長さん(女性)の人柄がよくて、

職場の雰囲気もよくて、居心地がいいのだとか、、、。Laughing

 

結局、1日の大半を過ごす職場は、

ある程度、心地よい人間関係がなければ、

とても続けられないということかもしれません。

 

 

 Posted by 吉枝ゆき子 [ 投稿日時 :11月12日 ]

仕事をこなしてきた経験から見えるニーズ

藤原さん
みなさん
こんにちは!メンター役 ソフィットウェブプランニング 吉枝です。

職場のメンタルヘルスケアの必要は 確実にありますね。
目の前の仕事だけでなく 先を見越してご準備されているのは
すばらしいと思いました。

「資格」を目指すことは、ある分野を体系的に学ぶには とてもいい方法だと思いますし、
ビジネスを進めていく上で 知識やスキルの裏付けになる「資格」は
信用を得ていく上で 助けになることも多いですね。

ただ、「この資格さえ取れば 起業できる。」 と思ってしまったり
「この資格だけでは 差別化できないから こっちの資格も取らなくちゃ。」

と、資格コレクターのようになってしまっている方も 時々いらっしゃるようです。

「資格」を取るにも 費用も時間もかかるもの。
ちゃんと「回収」できる「投資」として 「資格」を取っていかれるといいと思います。

藤原さんのように、
「ビジネスの中でこの分野の勉強をしておくこと、資格を持っておくことは 
将来このように活きるから 今この資格を取っておこう。」

というように
「戦略」を持って 資格を準備されるのは とてもいいですね。

近年「メンタルヘルスケア」のニーズの高まりから
「職場のメンタルヘルスケア」をうたう コンサルタントさんや 研修会社さんも増えてきました。

ただそうなってくると、よっぽど取得者の少ない「資格」でなければ
 「選んでもらえる理由にはなりにくい」のも事実です。
「資格」と合わせて「実績」も 見られるところかなと思います。

藤原さんが 「メンタルヘルスケア」の必要を感じられたのは、
「せっかく費用をかけた人材が定着していない。」という現場の悩み、
からですね。

・・・であれば、例えばですが

 「人材採用コストを無駄にしないための人材定着率アップのメンタルケア」

などのように きっと
「藤原さんだからこそできるメンタルヘルスケア」の提案があると思います。

「資格で身につけた知識」×「自分独自の経験、自分が感じたニーズ、接してきた現場」

の掛け算で オリジナル商品を作り上げていかれるといいなぁと思いました。

最後にご質問いただいた、私の場合ですが、

私自身は、これまで気持ちの向くままにやってきたことがバラバラだったために
起業のタイミングで 「私はいったい何のプロになれるのだろう?」とずいぶん
悩みました。ですから逆に今は、できるだけ本筋から離れないようにと思って
心がけています。
少し分野が外れたところでも、
ネットでの集客ノウハウを得るためにアフィリエイトやネットビジネスの最新動向は勉強会を得たり、
ご相談などに活きるかとコーチングやキャリア開発系の本は読むようにはしているくらいでしょうか。

たまには まったく違った分野を勉強することも 発想を広げるのに必要かなぁと思いながら
なかなか その両立は難しいですね。

 Posted by 事務局 [ 投稿日時 :11月07日 ]

はじめまして。応援団のTAOです。

運営スタッフのTAOです。
応援団のひとりとして、時折コメントを書かせてもらいます。

藤原さんのビジネスは主に、企業側の立場に立った人的資源活用全般に関わるものですね。
企業側から見た場合と、人材側から見た場合とでは、ユーザーニーズや重要な観点など
異なってくると思いますが、いずれにしろ近年は、企業と従業員との関係が大きく様変わりしました。
PFドラッカーが、社員は会社の『所有』の対象概念から外れ、社員と会社との関係は、
従来のような雇用関係とは異質なものになり、新たなマネジメントが必要になる、と言ったのは、
もう10年も前です。社員は、会社にとって、軍隊のような命令系統に組み込むパーツではなく、
マーケティングの対象へと切り替わったわけですが、人材ビジネスにとっては、
そこから新しいビジネス機会が今後多く生まれてくるような気がします。

この不況下での起業は大変だと思いますが、不況下の起業の方が鍛えられて成功する確率が
高いという話もありますので、頑張ってください。

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